#14 ページ15
『私…成功したの？』
青葉「はい！」
夏目「もう…会えないかと思っタ」
『うん…会いたかったよ』
青葉「先生に伝えて来ますね」
病室には貴方と2人きり
『私…頑張ったよ 生死をさ迷った』
夏目「このまま 目を覚まさないんじゃ
ないカって…」
『私ね…夏目くんに伝えたい事があるの』
夏目「僕も伝えたい事があるんダ」
『…病弱でずっとこのまま死ぬまで
病院で過ごすかもしれない…
迷惑かけるかもしれない けど。
これだけは言わせて…夏目くん 好きだよ』
夏目「僕もずっと出会った時から…
一目惚れだったんダ
Aが好き 僕と付き合って下さイ！」
『こちらこそ』
夕暮れ時 カーテンが揺られ
私たちは 唇を重ねた
『私の…彼氏…って事だよね？』
夏目「そうだヨ 絶対に離さないかラ」
『病気 良くなるように頑張るね！』
夏目「うん。ずっと傍に居る」
ガラッと病室の扉が開く
先生「どうですか。 調子は…」
『はい。まだ本調子じゃないけど
生きてるって事が何よりも嬉しいから』
先生「そうですか。本当に無事で良かった
これからも頑張りましょう」
『はい！』
青葉「あの…夏目くん
Aさんとの距離が近くないですか？」
夏目「良いでしょ だっテ
僕ノ 彼女何だかラ」
青葉「え、えーーー！！」
夏目「うるさイ 静かにしテ」
『私たち 両思いだったから』
青葉「おめでとうございます！
俺も嬉しいです！ Aさん
夏目くんの事 よろしくお願いしますね」
『はい！』
夏目「もう 良いかラ 先帰ってテ！」
青葉「押さないで下さいよ〜」
『また お見舞いに来てね！』
青葉「勿論です！」
夏目「来なくて良いかラ」
『また…病気と闘わないといけないんだね』
夏目「…僕に出来る事があれバ
何だってするかラ
だから…もう 僕を置いて逝かないでヨ…」
『大丈夫だよ 大好きな人を残して
旅立つなんてそんな事しない 約束！』
夏目「うん 約束」
この日からもっと苦しみと闘う事になる
0%の確率に勝てたのは奇跡
けど、それ程 身体に負担をかける
またいつ 生死をさ迷うか
けど今は 大好きな人と一緒に過ごしたい
ただ それだけだから
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takuto14106843(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！気に入ってくれて嬉しいです！ (2020年5月28日 21時) (
レス) id: 8fae742cd1 (このIDを非表示/違反報告)
のん - この作品凄い好きです…！良い作品をありがとうございます……！ (2020年5月28日 21時) (レス) id: b1f19877ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：takuto | 作者ホームページ：http://hatunemiku
作成日時：2020年4月21日 2時
