【第4章:死滅と戦の幕開け編】42、朝食 ページ2
〜Aside〜
ーホテル109号室の中ー
俺は窓から出ると、高岡拓郎先輩はリビングの椅子に座っていた。
先輩はみんなにナーガと呼ばれている。
俺はタッカだ。
隣の椅子に座ると、タジーが料理を作っていた。
「あの匂いの正体はこの料理の匂いだったんだ」
「知らなかったのか?タジーが料理作れるって…」
こっちを向かないで、タジーの背中をじっと見ていた。
「そんなに彼女のことが好きだったの?」
「まあね。でも、君みたいに積極的じゃないからね」
タジーは料理ができたらしく、皿を持ってきた。
「アジのムニエルと赤ワインのあんかけ煮と野菜ティックです。後、デザートはミカンのゼリーです」
皿にはアジの切り身が乗っていて、濃いめの赤色のワインも香ばしかった。
野菜もまっすぐに切られていて、見た目が美しかった。
ミカンのゼリー以外はどれも初めて見るものばかりだった。
一口食べると、なんとも言い表せないくらい美味しかった。
「うめえよ。初めて食べたよ、こんなもの。料理、上手いんだね」
「嬉しいわ。そう言われたのは・じ・め・て・よ♪」
ウインクした姿も可愛らしかった
「へえ…そうなんだ」
ほほを赤らめて、もじもじしていた
あの言葉を聞いて、
初めてタジーのことが好きになった
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
かっこいい!!と思ったら、評価をお願いします!!
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うららk - ヒスイさん» 本当ですか?ありがとうございます(^∇^) (2017年1月10日 7時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 続編も参加いただきありがとうございます!!面白かったので評価しました!!! (2016年10月28日 15時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ