９０話 【紳士的×審判】 ページ9
今、前半が終わった。
何故だか、全然疲れない。
皆は、汗だらだら流しながらプレイしてるのに
あたしだけ、ただ見てるだけみたいで
そんなの、嫌なのに・・・。
自分から前線へ出ようとしないあたしがにくい。
杏「落ち込んでるのー？」
ニコニコと笑った杏子さんの差し出した手には、アイシングがあった。
頬を冷やせってことだろう。
素直にアイシングを受け取り、ポロッと本音が出た。
貴「楽しくない・・・。」
そっぽを向いてそう言った。
くすくすと笑う杏子さんは、よく分かってくれている気がした。
杏「楽しめるかどうかは、自分しだいよ！」
簡単なようで難しい答え・・。
貴「楽しめると思います？あたし・・・」
杏「本気出しなさい、本気！」
ま、マジすか・・・。
重々しい足を上げ
決心のつかないまま、コーチに聞く。
貴「無回転シュートって・・・、イエローカードになりませんか？」
青砥に教えてもらう前から、あたしが得意なのは
『無回転シュート』。
危ないからって、昔のコーチにとめられた。
責任責任って煩いバカなコーチ・・・。
コ「ルール上、問題ないが・・・。」
コーチの視線は、得点版へ移動した。
コ「えげつないシュートを打つな」
貴「負けたくないです。」
コーチの目線は、しっかりとあたしの目を見てくれた。
貴「銀河一になりたいです」
コーチは目を見開いてから、少しずつ口元が緩んでいった。
コ「やって来い！勝って来い！」
無回転シュート、１年ぶりだなぁ・・・。
グラウンドに出た後は、不安なんて吹き飛んで
あたしの心は、闘争心で満たされた。
満たされ・・・
満た・・・
されてない！！！！！
まだまだこれから！！
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絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» また続編で! (2013年9月20日 22時) (
レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» もうすぐ続編でさ、先が見えない・・・。 (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» 青砥君がうらやましいｗ (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» いいなぁ…僕めっちゃ黒いんだよねwwテニスで外部活だったし｡昔から外で遊ぶのが好きで小学校の頃野生児とかおサルって言われてたよwwww (2013年9月19日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
青砥☆なつ - いえいえおもしろいし頑張ってください！ (2013年9月19日 18時) (レス) id: 8b2d2fe859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲栞 | 作成日時：2013年9月3日 17時
