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125話 【小さな】 ページ45

前半はとにかく絶対安静で出られなかった虎太君も、

圧倒的なヘブンリーとの点差で、試合中でも虎太君の声が聞こえた。

コーチに試合に出せと煩く迫った。

あたしだってあんな足で試合に出てほしくない。


「チームが負けるほうがずっと痛ぇんだよ!」


貴「・・・!」

グラウンドにいても聞こえるその声は、きっと皆が思ってる。

自分を活かして、チームを活かす。

大好きなプレデターを活かすには、一人も欠けてちゃいけないって、確信した。

精神的に狂い始めてるあたしは

汗が滲んで、本当に上手く動けなかった。

簡単に抜かれたあたしに

凰「ちゃんとやってんのかよ!」

悪いと思ってるよ。

貴「ご、めん・・・」

あたし、これじゃまるでただのカスじゃない。

カス以下にはなりたくないものだ。

じぃっと青砥を見つめて

ヘブンリーの選手とハイタッチをしている青砥を見てると、

なんだか、あぁやって普通に男子と仲良くしてるほうが新鮮でかっこよく見えてしまった。

水色に白いユニフォームが本当に良く似合う、小さなマラドーナだなぁ・・・。

でも、こういうこと考えるとき、よく思うんだよね。

やっぱ、マラドーナ基準だな・・・って。

まぁ、だからこそ青砥がかっこよく見えるのはプレイ中だけなんだけども。



小さなマラドーナは、すこしあたしを見たかと思えば、すぐに目を反らされた。

ま、まじか。

嫌われました!?

まぁ、さっきのあたしは

ありえないってほど動き悪かったし。

幻滅、されたかも・・・?

126話 【すぐにでも】→←124話 【震え】



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絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» また続編で! (2013年9月20日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» もうすぐ続編でさ、先が見えない・・・。 (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» 青砥君がうらやましいw (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» いいなぁ…僕めっちゃ黒いんだよねwwテニスで外部活だったし。昔から外で遊ぶのが好きで小学校の頃野生児とかおサルって言われてたよwwww (2013年9月19日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
青砥☆なつ - いえいえおもしろいし頑張ってください! (2013年9月19日 18時) (レス) id: 8b2d2fe859 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲栞 | 作成日時:2013年9月3日 17時

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