検索窓
今日:22 hit、昨日:35 hit、合計:17,526 hit

124話 【震え】 ページ44

翔「虎太君は大丈夫なんですか!!」

大丈夫だって信じたい

だって

青砥に対抗できるのは、多分虎太君だけ・・・。

理沙さんの言葉に振り回されてるあたしは、ただただ、震えを押さえようとしてるだけ。

手が震えて

いつからこんなに弱くなったの?

虎太君がスパイクを脱いで足を見せたとき

なにか

激しい動悸が襲ってきた。

貴「ケホッ・・・ウッ・・・ゲホッ・・」

エ「Aちゃん!?ちょっ・・・」

貴「だ、大丈夫・・・。」


『トラウマ』、だ。

まだ、立ち直れてなかったんだ・・・、なさけないなぁ。

エ「大丈夫かて・・・

 震えてるやん・・・!」

杏「Aちゃんも、休んでたほうがいいんじゃないの!?」

ダメ・・・、それだけは、絶対に

貴「嫌ですッ!!」

コ「そうは言ってもな・・・。」

貴「ここで二人も抜けたら!本当にもう勝てないじゃないですか!」

虎太君の腫れた足を見てると、どうしても、なにか不安に押しつぶされそうになる。

貴「あたしは・・・、まだこのチームでサッカーがしたい!

 ヘブンリーにも、アマリージョにも、負けたくない!」

いつから、こんなにわがままになったの?


コ「・・・虎太は痛みが引くまで出るな。

 Aは・・・





 行ってこい。

 虎太が戻れるまで、代わりに青砥のマークにつけ」

嬉しさの反面、不安のほうが多く残った。

こんな状況で、青砥のマークにつくんだ。

本当に、大丈夫なの・・・?

本音言うと、立ってるだけでも精一杯。

足だって、手だってガタガタ震えてる。

青砥、ごめんね。

今日の試合、楽しむどころじゃなくなっちゃった・・・。

震える足を無理矢理動かして、グラウンドへと出た。

125話 【小さな】→←123話 【2点目は】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» また続編で! (2013年9月20日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» もうすぐ続編でさ、先が見えない・・・。 (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» 青砥君がうらやましいw (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» いいなぁ…僕めっちゃ黒いんだよねwwテニスで外部活だったし。昔から外で遊ぶのが好きで小学校の頃野生児とかおサルって言われてたよwwww (2013年9月19日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
青砥☆なつ - いえいえおもしろいし頑張ってください! (2013年9月19日 18時) (レス) id: 8b2d2fe859 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:咲栞 | 作成日時:2013年9月3日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。