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109話 【ショウサン】 ページ29

休み2日目

貴「はいはーい注目!」

浮「え」

美咲公園での練習中、たまたま会った浮島君と内村君に、少し提案をすることにした。

貴「えーと・・・、今、降矢君達が中心としてプレデターは成り立ってるわけでしょ?

 だから・・・」


つまり、マークのきつくなったとき、一方的に押し戻されちゃぁ、終わりだから・・・

あたし達が、柱になろう、と。

表舞台に立つのは、三つ子たちだけでいい。

あたし達は、影から支えよう、と。

そういうわけさ。

内「でも、響頼寺さんも、マークは強いと思うよ?

 この前の無回転シュートで、警戒心だって強まるはずだし・・・」

響頼寺さんって呼び方、やめてほしいな・・・。

貴「あのさ、下の名前で呼んでくれないかな?」

チームメイトだから、他人ぶられたくない。

積極的に呼んでくれたのは、浮島君だった。

浮「Aちゃん・・・のマークのきつさは、尋常じゃないよ。

 女子にだって手加減なしだから、その上、サッカーは上手いし・・・」

貴「そうかなぁ・・・。サッカーは、誰にだって点を入れるチャンスはあるんじゃないかな」

小さい子の餌食になる美咲公園は退場し、練習できる場所を探す。

浮「あそこなら、練習できるよ!」



そういって、連れて行ってもらった場所は

団地と団地の間だった。

貴「ここの反射角度的なもの、使えないかなぁ・・・」

浮「グラウンドに壁は無いから、無理だと思うんだけど・・・。」

ただでさえ戦術に興味の無いあたしが、

ここまで考えただけでも、とんでもないことに思えるんだけど・・・。

貴「できるだけ、単純で奥が深いのがいいよね・・・。

 三人いるんだし、三角形とか?」

内「それは、もうダイサンがあるじゃないか」

貴「方向性だよ、内村君・・・。

 パスの仕向け方とか、色々変わって行くんじゃないかな?」

浮「それならさ!」

浮島君のアイディアはまた、すんばらしいものだった。

壁が無いなら、作ればいい。

一人が壁になって、交互にパスをする。

その戦術自体に、問題はないんだけど・・・

貴「誰が壁になるの?」

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絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» また続編で! (2013年9月20日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» もうすぐ続編でさ、先が見えない・・・。 (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» 青砥君がうらやましいw (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» いいなぁ…僕めっちゃ黒いんだよねwwテニスで外部活だったし。昔から外で遊ぶのが好きで小学校の頃野生児とかおサルって言われてたよwwww (2013年9月19日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
青砥☆なつ - いえいえおもしろいし頑張ってください! (2013年9月19日 18時) (レス) id: 8b2d2fe859 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲栞 | 作成日時:2013年9月3日 17時

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