カラフルなBubble

１０８話 【意味】 ページ28

エ「・・・青砥君のこと、どう思っとるん・・・？」

そんなこと聞かれるなんて思わなかった。

貴「・・・友達だと思ってる！

　あ、恩人かな・・・。

なんで、そんなこと？」

エ「な、なんでもないねん！

　ただ・・・」

貴「た、だ？」

エ「気に、なっただけ・・・？」

少し下を向いたエリカちゃんは、頬を赤く染めた。

・・・あぁ、きっとそうなんだ。

応援、してあげたいな。

貴「・・・もしかして









青砥のこと、好き・・・なの？」

エリカちゃんは、あたしを驚いたように見る。

でも、顔を真っ赤にしてまで、エリカちゃんは言った。

エ「ちょ！ちょっと気になっただけや！・・・仲、良さそうやったから。」

貴「・・・ぷっ・・・あはは・・・！」

あたしはエリカちゃんをみて笑った。

違う。

貴「あのね・・・、あたし、青砥のことなんとも思ってないよ？

　・・・てか、あたし恋なんてよくわかんない！応援するよ、エリカちゃん！！」

でも、この言葉だけじゃ足りなかった。

貴「でも

　もし、あたしが青砥を好きになった時には









ちゃんと言うから。」

できるだけ、笑顔を作った

エリカちゃんと都大会優勝を誓った今日。

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