９４話 【オウンゴールがなんやねん】 ページ13
貴「降矢君のお父様ですよね、はじめまして」
静かにお辞儀をして、握手をした。
燐「いいえ、こちらこそ。息子達がお世話になっています。」
こういうの見てると、竜持君の性格は降矢君のお父様に似てるんだな、とか思っちゃうなぁ。
あれ。てことは、虎太君と凰壮君のプライドが少し高いのは、燐さんじゃないよね・・・。
口調も、やっぱ違うし・・・。
じゃあ、誰に似てるんだろー・・・。
燐「Aさんに、聞いておきたいことがあるんですが」
急に真剣な目に変わった燐さんは、三つ子たちには聞こえないように、
まるで隠れるように聞いた。
燐「竜持君のオウンゴールをどう思いますか？」
貴「・・・え？」
燐さんの目はいたって真剣なのに、あたしにはなんでそんなことを聞かれたのか、
よく分からなかった。
貴「なんで、そんなこと聞くんですか？」
あたしの疑問を残したまま、燐さんは話し続けた。
燐「竜持君だけじゃありません、虎太君や凰壮君も・・・」
貴「皆、優しくて良い人ですよ？あたしのほうが、世話かけてるかも・・・」
燐「プレイのほうは？」
その言葉で、ドキッとした。
貴「さっき、コーチに渡していたＤＶＤ、あれ、なにかあるんですか・・・？」
燐「・・・今日の様な事が、またあるかもしれない。
紳士的でないプレイは、周りに迷惑をかけたでしょう？」
そんなこと、あたしが言える事じゃない。
目線を反らすと、水分補給していた竜持君と眼があってしまった。
少し困ったような、怒ったような顔をした竜持君は、あたしから目を反らし、虎太君と凰壮君に
何かを話しに行った。
あたしも、燐さんと向き合い、しっかりと言った。
貴「・・・あたしが、そんなこと言える立場じゃないんです。
あたしも、今日、皆に迷惑かけて・・・。
どっちかって言うと、虎太君たちのほうがよく分かるのかもしれません、あたし」
微笑んで答えたあたしに、燐さんは、なるほど、と一言残してグラウンドを後にした。
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絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» また続編で! (2013年9月20日 22時) (
レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» もうすぐ続編でさ、先が見えない・・・。 (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
ミーハ - 絢斗飛さん» 青砥君がうらやましいｗ (2013年9月20日 16時) (レス) id: 0c2244de6d (このIDを非表示/違反報告)
絢斗飛(プロフ) - ミーハさん» いいなぁ…僕めっちゃ黒いんだよねwwテニスで外部活だったし｡昔から外で遊ぶのが好きで小学校の頃野生児とかおサルって言われてたよwwww (2013年9月19日 22時) (レス) id: 97bcfafb7b (このIDを非表示/違反報告)
青砥☆なつ - いえいえおもしろいし頑張ってください！ (2013年9月19日 18時) (レス) id: 8b2d2fe859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲栞 | 作成日時：2013年9月3日 17時
