十番隊隊長と消えた天才児2

捜索1 日番谷side ページ18

『これより、隊首会をはじめる。』



朝早く、隊長たちは招集された。



議題は、消息不明事件のことだ。




｢二番隊が捜索を行い、ひとつのことが見つかった。
それは、行方不明のものたちが生きているということだ。｣




？？？


｢生きている？
じゃあ、なんで出てこないんだい？｣



京楽が質問する。



京楽の言う通りだ。



｢死体などひとつも転がっておらん。死覇装もだ。
戦った形跡はあるが、何も出てこない。｣



砕蜂隊長が調べは尽くしたと言い張る。



｢では、どこいにいんだよ。
そいつらと戦いてぇんだよ俺は。｣


更木は喧嘩をしたがっているらしい。



･････いつものことか。




｢静粛に。そこでだ。
戦いがあった場所はわかっておる。
そこで待ち伏せを行うのじゃ。
･････日番谷隊長。指揮は任せた。｣



やはり、俺か。



｢わかりました。｣



日番谷先遣隊の評価がよく、こういう時はよく頼まれる。


今回もあいつらを使うか。



｢っち。俺も戦いたかったぜ。｣



｢更木。兄はじっとしていろ。
兄が動くと面倒だ｣



朽木ができる済まし顔でいう。



･････今にも喧嘩しそうな二人だ。



｢静粛に。
日番谷隊長以外のものは待機。以上。｣



･････さぁて。どうなるか。

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