68話 ページ9
ROUND5の結果は玉狛第二の新兵器がうまく機能する結果となった。玉狛第二の勝利である。
添木(柿崎隊も香取隊も良いものがあるんだけどな。上手く活かしきれなかったね。
まあ、でも柿崎が最後に粘る姿を見せてくれたのは嬉しかったな。)
同い年の隊員の頑張りに喜びを感じている添木は表情が明るかった。
それとは逆に香取のことが心配になった。とても怒っている心であったからだ。
添木(でも、オペレーターは染井さんか…。なら大丈夫かな?)
添木は染井のことを思い出し、経過を見ることにした。自分が関わりすぎるよりも周囲の人間がフォローした時の方が良い場合があるのも知っている。
次の日、添木は上層部に呼ばれていた。
玉狛第二にアフトクラトルの人型ネイバー、ヒュースの加入ために三雲が交渉しに来ていたからだ。
添木は城戸からの司令でヒュースたちに敵意がないのかを見るように言われていた。
三雲は交渉のすえ、雨取の遠征参加を条件に出されたがヒュースの加入許可をもぎ取った。
三雲たちが部屋を立ち去った後、上層部と話した。
城戸「添木、どうだった。」
添木「全員、敵意は見えませんでした。大丈夫だと思われます。
今後は自分が見て回ります。」
城戸「ああ、頼む。」
添木「…1つ心配ごとがあります。」
城戸「…なんだ?」
添木「おそらくですが、ヒュースは大規模侵攻で顔を見られていると思います。
ボーダーにネイバーがいるという噂が広がるかもしれません。
遠征に来るほどの腕ですし、かなり目立つことにもなりますから。」
根付「なっ、それはボーダーの信頼にかかわりますぞ!」
唐沢「…添木くんはどんな対応が良いと思うかい?」
全員の視線が添木に向く。
添木「その噂を流したのがC級であればですが…。」
城戸「構わない。話せ。」
添木「はい。自分なら東さんといった信頼における隊員から別の情報を流します。
直接東さんが流すというよりは他の隊員が東さんがこう言っていたというような伝聞形で噂を流すのが良いと思います。
多少時間はかかりますが、効果はあると思います。」
忍田「なるほど。」
唐沢「東くんだけでなく、添木くんの名前もあるといいかもしれませんね。交流が広いですし。」
鬼怒田「本人に直接聞かれたらどうする?」
添木「そんなこと言ったかな?でも、そうなんじゃないかな?と言った感じに言えば良いかと。」
城戸「万が一に備えておいてくれ。」
会議が終了した。
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ヴィー(プロフ) - 海月さん» 返信が遅くなりすみません。コメントありがとうございます! (2022年2月23日 14時) (レス) id: e2f184a550 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - 名前さん» 返信が遅くなりすみません。応援ありがとうございます! (2022年2月23日 14時) (レス) id: e2f184a550 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 把握です!無理をしないで下さいね、気長に待っていますので!!あと初コメ失礼します。 (2021年5月22日 22時) (レス) id: c61eec56d2 (このIDを非表示/違反報告)
名前(プロフ) - 大丈夫ですか?あまり無理をせずに自分の体を第一に考えて下さい。゜(゜´Д`゜)゜。私は、いつでも待っています!!後、コロナで大変だと思いますが、ずっと応援しています!! (2021年5月22日 13時) (レス) id: 38a2014fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - arkさん» ありがとうございます!ゆっくりですが、更新していきますね。 (2021年4月15日 11時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィー | 作成日時:2021年3月2日 12時