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ま、ありがとうな ページ6

なーんて、思って前を向いたら、銀八が体育座りでしゃがみこみ、顔を埋めていた。

銀八「・・・・」

さすがにきまりが悪いので、

沖「おい、天パ。なにしょげてんだぁ」

と、言ってやった。

銀八が顔を上げ、

銀八「べっ、別にしょげてねぇーしぃ、アレだよアレ、あの、アレ‥」

また、顔を埋めた。

もう、しつこいので、

沖「さっさと用件を言ってくだせぇ」

少しせかすように問いかけた。

銀八は立ち上がり、涙をぬぐい、

銀八「おいっ!天の声っ!何勝手な事ぬかしてんだ!俺は泣いてねぇ!これはだな、あの、アレ、あっ、目にゴミがはいったんだよ!んで、涙が出てきちゃってぇ‥」

沖「・・・・」

銀八「・・・・」

天の声「・・・・」

銀八「いやっ、何で天の声が居んの!?えっ、
大丈夫なのそんな事して、えっ、OKなの!?」

沖「・・・・」

銀八「…あのさ、総一郎君さぁそんな目で銀さん見ないでくれる?何か悲しくなるからさ‥うん

沖「・・・・」

銀八「いや‥あの‥ごめんなさい」

沖「・・・・」

俺が睨みつけると、

銀八「そっ、総一郎君がさ何か元気なかったからさ、その、ね、はっ、励まそうと思ってさ、
ま、一応、人生の先輩だしぃ」

何て言ってきた。

びっくりすると言うか、ま、悪い気はしねぇ。

俺がそんな事を思ったのをさとったのか、天パが、

銀八「ま、座れや」

と、自分の隣を指した。

俺は天パの言う事を聞くのはしゃくに合わねぇが争ったって仕方がねぇ、だから、座った。

しばらくの間、二人は喋らなかった。

だが、

銀八「お前はさどうすんのが良いと思ってんの?」

何て銀八が言い出した。

沖「聞いてたんですねぃ」

銀八「…あぁ」

しばらくの無言。

沖「それが分かってたらこんなとこにいやせんよ」

銀八「もっともだな」

沖「どうしたらいいんですかねぃ」

銀八「・・・・」

沖「・・・・」

銀八「俺なら、まず、そいつの事を理解する」

沖「‥!」

銀八「でも、その前にそいつには振り向いてもらわなきゃいけねぇ」

沖「・・・・」

銀八「ま、そこは自分で考えろ」

銀八「そして、謝る」

銀八「ちゃんと相手を理解してから謝るんだぞ

沖「・・・・」

俺はあいつの方は見なかった。だが、自然と脳が話を聞き入れちまう。

銀八「…よし、こんなとこだろ。後は自分で頑張んな」

そうして銀八は立ち上がり、大きなあくびをした。

俺は、

沖「…おい天パ」

銀八「天パじゃねぇっうの…何だ」

ごめんな‥→←どうして?


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空色(プロフ) - 夜桜さん» うむ、頑張るようだ (2013年9月5日 17時) (レス) id: 49a666b813 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - こ、更新頑張ってください! (2013年9月5日 11時) (レス) id: 20b03021ca (このIDを非表示/違反報告)
空色(プロフ) - 桐汰 朔さん» ありがとうごぜぇやす (2013年9月3日 21時) (レス) id: 49a666b813 (このIDを非表示/違反報告)
桐汰 朔(プロフ) - 面白かったです♪( ´▽`) 更新待ってます☆ (2013年9月3日 21時) (レス) id: 052b3af241 (このIDを非表示/違反報告)
空色(プロフ) - 沖ハルさん» ありがとー頑張るぜ (2013年9月1日 15時) (レス) id: 49a666b813 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空色 | 作成日時:2013年7月29日 13時

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