文学少年少女 〜second book〜

42 : 目が覚めて ページ1

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それは温かくて


優しくて


とても幸せな



夢、なのかな？


「……ん…」

視界に見慣れない天井が映る。


「( …ここどこ？……っ )」

視界が突然何か大きなものに遮られた。

「わああ！？」

ガバッと起き上がると、その遮った主は私の顔を見て小さくニャーと鳴く。

「なんだ、ぽん太くんかぁ…w」

内心めちゃくちゃびっくりした。


辺りを見回して見ると、それはさっきまで見ていたような風景で

「…そっか、ここ歌詞さん家だ……ん？」

ふとお腹のほうが温かいことに気付く。
見るとタオルケットがかかっていた。

「これ… 」

？「あ、起きましたか？」

洗面所から歌詞さんが出てくる。
手にはさっきびしょ濡れになっていたスーツを持っていた。

歌「これ、クリーニングしきゃダメですね」

そう苦笑いをする。

「そうですね… あれ？天月くんは…」

歌「あまつくんならついさっき帰りました。
(人2)さんも起こそうと思ったんですけど、すごい気持ち良さそうにに寝てたので^ ^」

「…あっ！すっすみません！勝手に！しかも歌の途中で！！」

歌「いえいえ全然構いませんよww寝顔かわいかったです^ ^」

「っ！？」

そんなさらっと！///

歌「あっそれより時間大丈夫ですか？」

「え？あ…」

時計を見るともう少しで19時になろうとしていた。


「ああ！！私おつかい！！汗」

重要なことに気付く
急いでお母さんに連絡しようとiPhoneを開く。通知が20件くらいきていた。

「うわぁ…汗

…あれ？」

ザーッと母からのLINEを見ると最初は「帰ってこないの！？」とか「おつかいどうなったの！？」とかだったのに、
最後のコメントに
「今日はみんなご飯外で食べてくるらしいし、お母さんも友達と飲み会行ってくるから、お使いまだしてなかったらいいよ」

……


お母さあああああん！！！！ww

歌「大丈夫ですか…？汗」

「大丈夫みたいですww」

でもどちらにしても遅くまでいると歌詞さんに迷惑だよね

「あの遅くまですみませんでした！これ以上お邪魔になるわけには行かないので、帰りまs((ﾋﾟｶｯ え？」

ﾊﾞｰﾝｯ ｺﾞﾛｺﾞﾛ

「うおあっ！！」

歌「！？」

ｻﾞｰｰーーーーｯ


「「……」」


「…もう少しだけ、いてもいいですか？」

歌「どうぞどうぞww」






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