41話 ページ47
「わ、先輩大声出さないでくださいよ〜。びっくりしちゃいます」
『いや一番ビビってんのは俺だ!!どこから湧いてきやがった!』
「普通に尾行してきました♡」
天使の笑顔で恐ろしいことを…!顔がいいからって何でも許されるわけじゃないからな!
莉緒が近づいてきたので、思わず俺は辰馬の後ろに隠れた
「…ほら一年。Aも怖がってるし、少し離れてやってくれないか?」
辰馬…!!なんて優しいんだ!
「えーと…椚…辰馬先輩?邪魔なので退いてもらえます?」
莉緒は可愛らしく首をコテンと傾けた。が、目は笑っていない
「悪いが、Aは俺と‘二人で’食べたいらしくてな」
『あ、あの…』
空気がピリピリしてきて思わず声を出したが、それを莉緒が遮った
「ん〜、あなたには聞いてないな。僕はA先輩に用があるので。あんまりしつこいとさすがの僕もちょっと腹が立ってきちゃいました♡」
いや、♡入れるタイミングおかしいだろ!!
…って、いやいや、つっこんでる場合じゃないな。ほんとに空気が悪くなってきた
『莉緒…ごめんな?俺、辰馬に相談したいことがあって…。だから今日は諦めてくれないか?』
「先輩がそういうなら…。今日は引き下がりまぁす。最近確かにA先輩にべったりしすぎたし」
良かった、おさまって。まぁ俺が原因なんだけど…。
そう気を抜いてると、頬に柔らかい感触があった
…え?
「えへへ、じゃあねA先輩!あんまり無防備だったからお別れのチューしちゃった♡」
「…」
「…辰馬先輩もさよなら♡」
「…あぁ」
そう言い、莉緒は屋上から去った
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ただのモブ - めちゃくちゃ面白い!ここからが気になる・・・ (2020年8月1日 18時) (レス) id: 85b952ec90 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)未莉(プロフ) - ハーレム最高 辰馬、わんこでかわいい(* >ω<) (2020年3月22日 13時) (レス) id: ae51ca4984 (このIDを非表示/違反報告)
紙袋。(プロフ) - にゃあさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!! (2019年12月23日 16時) (レス) id: f0d79240df (このIDを非表示/違反報告)
紙袋。(プロフ) - 猫さん» こちらこそ、更新速度遅いのに見て下さってありがとうございます! (2019年12月23日 16時) (レス) id: f0d79240df (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 初コメ失礼いたします!面白かったです。更新楽しみにしています! (2019年12月19日 23時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紙袋。 | 作成日時:2019年2月20日 16時