【オリジナルＢＬ】俺はれっきとした男です。

４２話 ページ48

「A…大丈夫か？」


『え！？何が！？？』


莉緒が去ったあと、辰馬と二人で昼食をたべている


「さっきの1年にキスされてたから」


『っっぶーーーー！！！！！』


思わず飲んでいたお茶を吹き出してしまった


「うわ、汚っ！！」


『ご、ごめん…』


「まぁ、気にすんなって。男のキスなんて」


『気にすんなって…！』


そういう事に慣れてない俺はどうしても気にしてしまう


「…あ、もしかして慣れてないのか？」


『辰馬のそういうとこ嫌い』


いいよなぁ辰馬は慣れててよ！(半ギレ)
こちとら女の子とそういう雰囲気になっても、顔近づけたら「なんか違う」って言われ続けた俺の気持なんか分かるかぁ(泣)


「冗談だって。真に受けんなよ」


そう言って、俺の頭を少し乱暴に撫でまわしてきた。これ、癖なのかな


『…さっき、俺のせいで空気が悪くなってごめんな。』


「…え、あぁ、平気。お前が気にすんな。あの１年元々俺のこと気に入らないと思うし」


『そうか？』


「さっきのキスだって、俺に見せつけようにして＿＿＿＿」


『？どうした？』


「……何でもない」


辰馬は、少し考えるような仕草をした

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