一話 ページ2
貴方side
『…ガサ…ゴゾ』
貴「はぁ…っはぁ…っ……もぅ..ちょっと....!」
『…ぱぁっ!!』
貴「!...出ら..れた...!」
現在の時刻は丑三つ時。
きっと、こんな事がばれたら
お父様はお怒りになられるだろう。
でも。
もう、嫌なんだ。
こんな鳥籠の中のような所に居るのは。
『ざわざわ...』
ここは港町だろうか。
まぁ、どこでもいい。家でさえないのなら。
貴「!」
目に付いた、宇宙船が一隻。
行ってみよう。
隊1「誰だ!お前は!」
隊2「鬼兵隊ではない様だな。」
誰か、二人の殿方がヒソヒソと話をしている。
まぁ、殿方と言っても、せいぜい雑用か三等兵程度だろうけど。
貴「ぁ、えぇと、此処はどこなのですか?」
隊1「何も知らないみたいだぞ。」
隊2「しかもよく見れば、この娘桃園財閥の...!」
隊1「とりあえず晋助様に報告を...!」
あの、話聞いてください隊士さん。
すると私が歩いてきた道の角から、
紫の着物を着たお侍さんが出てきた。
高「おい、どうしたァ?」
隊「はっ!晋助様!!この娘についてなんですが...」
高「...桃園家の令嬢かァ。今は色々準備中なんでなァ。
下手に怪しまれても困らァ。入れてやれ。」
隊「はっ!」
どうやら船に入る許可が取れたらしい。
その、晋助と言った人は、船長か何かなのだろうか。
晋助様?は、そう言うと船の中に入っていった。
貴「あの、この度は船に入れてもらいありがとうございます。」
高「...何、礼を言われるようなこたァして無ェさ
それより、お前さん。桃園家なんだってなァ」
貴「はい…」
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きり悪いんですが次行きます。
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作者名:レモン煮オレ | 作成日時:2016年4月29日 23時