仮面14 ページ15
舞踏会が始まった。
いろんな人からあいさつされて、いよいよダンス。
練習はしてあるから多分大丈夫。
でも、人と近づくのがちょっと怖い。
分かってる。ここにいる人達はあんなことしない。分かってるけど。
大丈夫、大丈夫。私は鳳A。いつも笑顔のいい子。笑顔。笑顔
……よし！大丈夫！
「私と踊っていただけますか？」
『え？カラ松さん？』
振り返ってみると、カラ松さんがいた。
カラ松「カラ松でいいです。どうです？踊っていただけますでしょうか？」
『はい、もちろんです。よろしければ私のこともAで大丈夫です』
カラ松「ありがとう、A」
そう言って笑ったカラ松はとても美しかった。胸が苦しくなった。私の嘘つきの笑顔とは違う。心の底から笑っている。
『いえ、こちらこそ』
また、私は偽りの笑顔を張り付けた。
カラ松「さっきも言ったが無理して笑わなくてもいいんだぞ？」
『だからっ、別に無理して笑ってるわけじゃn』
カラ松「いや」
私の言葉を遮るようにカラ松は言葉を続ける。
カラ松「たまには泣いてもいいんだぞ？沢山喚くことも大切だ。悩みがあったら俺に相談してくれ」
さっき会ったばかりなのに。こんな言葉をかけてくれた人は初めてだった。嬉しい。カラ松になら全部話せるかな。
『えぇ、そのときが来たらぜひ聞いてください』
カラ松「あぁ、いつでも待っているぞ！」
『はい！では、踊りましょうか？』
カラ松「あぁ、俺がリードする」
カラ松とのダンスは、心地よかった。守られている感じがする。
私の目をまっすぐと見つめ、静かに笑うカラ松はとても……とてもかっこよかった。
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カラ松に話せるときがくるといいな
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あつきんぐ＠昆虫革命.超低浮上?(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！更新できるときに沢山すると思うので見てくれると嬉しいです！ (2017年3月29日 13時) (
レス) id: 6c69983801 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 更新楽しみにしてます!! (2017年3月29日 12時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月 x他1人 | 作成日時：2016年4月30日 13時
