2人の先輩 ページ14
.
「なずにゃんに負けちゃったんだけど〜〜。」
瀬名先輩さん。真くんの顔がやばいです。 めちゃくちゃ今にも死にそうなレベルのお顔になってますよ。
ていうか、めちゃくちゃ真くんこっちを見てくる。
「(た、す、け、てっ!!)」
口がそんな感じに動いた。
私はこくんっと頷き、瀬名先輩さんに声を掛けた。
「あ、の…」
「…なに? … てか、あんた誰ぇ?そういやさっきゆうくんと楽しそうに話してたけどどうゆう関係なわけぇ?」
「私は、遊馬Aって言います。今日からプロデュース科に転校してきたんです。真くんとは先程知り合いになったばっかです」
動じずに、ずっと瀬名先輩さんの顔を見つめた。この方もとても綺麗な顔立ちをしている。 銀髪ってのもなんか綺麗だし、さっき真くんが泉さんって言ってたからきっとこの人の名前は泉なんだろう。
____ 瀬名泉ってめちゃくちゃ綺麗な名前。
この方へはこれしか出てこないレベルの初見の感想だった。 話し方以外は。
「ふぅ〜ん。俺は、瀬名泉。3年だからねぇ? 」
「では、あんずと同じく瀬名先輩って呼びますね」
「うん。それでいいよぉ〜」
「泉ちん、」
ぴょこっと仁兎なずな先輩さんが出てきた。 あ、この人は可愛らしい顔立ち…。
彼は瀬名先輩に声を掛けた後、私とあんずに気づいた。
「あれ? あんず、その子は?」
「あ、なずな先輩。この子は遊馬Aちゃんです。今日転校してきて、部活見学って事でテニス部に連れてきたんです」
「あ〜。なるほどな!! 俺は仁兎なずな、気軽にに〜ちゃんって呼んでくれていいぞ!」
「に〜ちゃん?」
「そ、に〜ちゃん」
ニコッと笑う仁兎なずな先輩さん。 に〜ちゃん。私長女だから兄や姉って居たこと無かったな。
「それじゃ、に〜ちゃんって呼びますね」
「おう!」
に〜ちゃんは、ゆっくり見ていってな!っと言って、休憩しに行った。
「ゆうくん、俺達も行くよぉ?」
「え、ちょっと待っ!!」
真くんは瀬名先輩に連れてかれた。 なんだか、個性豊かだな。 テニス部。
「あとは、生徒会に入ってる姫宮桃李君っているんだけど今日は来てないっぽいね」
「可愛らしい名前だね」
「うん、とても可愛いよ。身長もAくらいかな?」
それは是非とも会ってみたい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ〜ちゃん(プロフ) - 前作から見させて頂いてました！とても面白かったです！Tao音さんの表現やストーリー性が好きです！誠にご勝手ながら今作も期待しております。更新頑張って下さいm(_ _)m (2018年4月1日 20時) (
レス) id: ec51d54417 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Tao音 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年4月1日 20時
