第十七夜 大粒�� ページ17
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「夢の中に出てきた洋館と男……
それにAさんによく似た女性の絵……
広場に閉じ込められたのは偶然ではない気がする。
どうやったのかは知らないが、ぼくら二人は『故意』に閉じ込められたんだ」
『故意』――わざとってこと?? 何のために!?
ジョルノは死体の横にしゃがみ込み、凶器のハンマーを目視する。
「ここへ来たとき、ホテルの宿帳を見たら宿泊者が一人いた。
『ダニエル・アルトゥーロ』という名の男性だ。
Aさん、この名前、知ってますか?」
ジョルノは私のほうを振り向く。私は首を横に振った。
「ですよね……
恐らく、その宿泊者は、ぼくらが来る前にヤツに殺された」
「!!!!」
「ココ、ハンマーの付け根のところ……乾いた血液が付着してるでしょ」
「あ…ほんとだ…」
ヤツは頭に麻袋を被っていたから、これはヤツの返り血ではない。
誰かが犠牲に……
私は、再び心拍数が上がっていくのを、窮屈な肺に感じた。
「ね、ねぇ、ジョルノくん…私たち、ここから…出られるのよ…ね…?」
「ええ、Aさん。出られなくては困ります。
何としてでも脱出する方法を見つけ出しましょう。
それにはまず、この建物の事を調べなくては…!」
ジョルノは客席のほうを見渡した。
調べる――そのダニエルっていう男性の死体もどこかにあるのだろう……。
まだ夢を見ているみたいだ。
まるでシャボン玉の中から現実を見下ろしているよう。
「まず、この館にある電話が外と繋がるか、試してみたい。
さっき、フロントにあった電話は壊れていた。
他に電話が置いてあるのは……『客室』と『管理人室』だ」
管理人室なら、廊下の途中にあったような……
私はジョルノの背中に隠れるようにして、彼のあとを歩き出した。
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油電(プロフ) - アカネさん» コメントありがとうございます!大変お待たせいたしました、更新しました…!これからもよろしくお願いしますm(__)m (2018年9月28日 23時) (
レス) id: 95fd139937 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 続きを楽しみにしてます。頑張って下さい！ (2018年9月22日 22時) (レス) id: aae61b7350 (このIDを非表示/違反報告)
油電(プロフ) - アカネさん» コメントありがとうございます…!自分なりに丁寧に書いているので、ペースが遅いですが、これからも応援よろしくお願いしますm(__)m (2018年7月31日 23時) (レス) id: 95fd139937 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - すごく面白いです。続きを期待してます。 (2018年7月31日 19時) (レス) id: aae61b7350 (このIDを非表示/違反報告)
油電(プロフ) - ほとまさん» ありがとうございます!! もっとジョルノのかっこよさが伝わるように、更新がんばります(*^-^*) (2018年4月27日 9時) (レス) id: 95fd139937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：油電 | 作成日時：2018年3月21日 11時
