赤司君の先輩 帝光中学校

過去 ページ14

母は、三年前に死んだ。



交通事故。


母は、父の秘書であり愛人であった。


そうして、生まれたのが私である。


事故後、父は母のお葬式などを全てしてくれた。


そして、私を京都で自分の手元で育てるとまで言ってくれた。


しかし、私はそれを丁重に断った。


継母(という名のクソ婆)と暮らすのは、ゴメンだったし、


母と暮らしたこのマンションを出るのもイヤだった。


私(とクソ婆)は、必死に父を説得し、


昼間は家政婦さんを雇い家事一切をやってもらうこと、


一日一回は父にメールをすることで、


私の一人暮らしは認められた。



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そして、今に至るのである。

父が悪い人でないのは、分かっている。

しかし、何故か私は母以外の大人を信じることが出来ない・・・・・

一緒に→←父親にさえ・・・

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