2話 ページ4
緑間 side.
入学式も終わりぞろぞろと教室に戻る
渡り廊下を通りかかったところで
見覚えのある白髪を見つけた
緑間「…!」
制服…ではないのか
少し期待しか自分がいた
?「誰が木なのだよ」
『え、心読まんといて…って真太郎…!?
なんでここに…』
やはりか…
緑間「それはこっちの台詞なのだよ
なぜお前がここにいる」
『…通りかかったから見に来ただけだよ』
家は真逆だろう
それにこんな朝早く
緑間「はあ…」
『…?』
緑間「学校は」
『え?』
緑間「お前学校は」
どこかで期待していた
ここを受けたと言って欲しかった
『…どこも受験してないよ』
緑間「…そうか」
分かりきっていたことだが
少々胸が痛い
緑間「…まこ」
『ん?』
緑間「なぜ目をそらす」
『ギクッ』
中学3年を過ぎた頃からこいつは目を合わせなくなった
下ばかり見て
まともに顔も当分見ていない
緑間「何を下ばかり見ているのだよ
人と話す時はきちんと『だめっっ!!』!?」
ダッ
緑間「お、おい!」
手を掴んだら逃げ出した
何があった
と聞ける勇気もなく
行き場のなくなった手で眼鏡を押し上げる
お前だけ…まこだけ左手に触れることを許せる
それが何を意味するのか この時の俺はまだ知らない
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作者名:ハ ク | 作成日時:2018年9月18日 2時