79話 ページ33
「ホント・・・。
滞在場所としてあてがわれた迎賓館も、見事の一言だった。
煌帝国風の城と取り
あっという間にこれほどまでの城を造ってしまった、煌の財力に舌を巻く。
「エシャロット様。明日、練 紅明様がお会いになるそうです。」
「そう」
アランの名前を出したせいか、話はスムーズに進んでいる。
アルパ国は七海連合に属してはいるが、古参の国々に比べて関わりも浅い。
戦をしない国。
それだけで相手の警戒心も薄れるというものだ。
「はぁ、やれやれ。もう脱いでいいかなぁ。コレ」
「ここまで来れば大丈夫でしょう」
さすがにこの格好はベルバッドでは蒸す。
「だよねー。あー、疲れた」
一気にベールと長ったらしい上着を脱ぎ捨てると、ようやくすっきりした。
「お行儀が悪いですよ」
呆れたような女官たちだったが、どこか同情的だ。
自分達の衣装もここでは暑いのだろう。
「みんなも明日から薄着に着替えて。暑さで倒れでもしたら大変だよ」
「ありがとうございます」
こうやって
聞き覚えのある足音が耳に飛び込んできた。
「失礼する」
「は？」
紅炎だ。
マヌケな再会としか言いようがないが、お互い想定外だったのだから仕方ない。
重そうな祭典用の服を着込んでいるということは、賓客でもあったのだろうか。
うーん・・・。
龍の刺繍か。
人相の悪さが引き立ってるなぁ。
「・・・何故ここにいる」
・・・イラついてるいらっしゃる。
「ど、どなた様でいらっしゃいますか。我々は正式な手続きに基づいたシャロット国王直々の使者です。前触れもなく失礼でしょう」
おぉ！！
すごい！イライラ紅炎に意見した！！
けど、ご覧よ。他の女官たちがビビっちゃってるじゃん！！
少しは自分が無意識に放つ威圧感と言うものを理解していただきたい。
ここにアランがいれば、話は全く違うのだが、そう都合よく行くわけがない。
「女官長。いいよ。私の待ち人だ」
「え？」
「練 紅炎殿だよ」
「え！！？」
「いいよ、いいよ。無礼は間違いなく紅炎だからね。」
気のせいか。
どこか疲れが
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アオイ(プロフ) - めっちゃ嬉しいですwいつも素敵な文章ありがとうございます(*^^*) (2018年2月19日 21時) (
レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - アオイさん» はい。久しぶりに登場です。宜しくお願いしますW (2018年2月18日 18時) (レス) id: 54f2f8f6b1 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - もちろん紅炎ですね笑笑 (2018年2月18日 14時) (レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - アオイさん» ありがとうございす！ちなみ一番のお気に入りは誰ですか？ (2018年2月17日 18時) (レス) id: 54f2f8f6b1 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - いつも更新楽しみにさせてもらってます！！これからも頑張ってください！！ (2018年2月17日 17時) (レス) id: 07a1761182 (このIDを非表示/違反報告)
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