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37話 その4 ページ20

・・・同じような事を前にも紅明さんに言われたような・・・。

「ないよ。ナニ?急に」
「お前、自分で気づかなかったのか?昼間、すんげー顔してたぞ」
「???まぁ。恩人だし、ある程度は気になるけど、それだけだよ??」
「お前、ひょっとして、ニブチンじゃねぇだろーな」
「あのさ。意味不明に喧嘩売んないで欲しいんだけど」

はい。と、酒を差し出すとポンポン隣に座れと合図された。
一応二人用のソファではあるが、 狭い・・・。

「まぁ。お前は俺たちの中で一番新入りな訳だし。皆、口には出さねぇけど可愛く思ってるわけさ。わかってんだろ?」
「そりゃあ」

まあ・・・。

それぞれが様々な理由でここに集っているからだろうか。
シンドバッドに認められてからは皆すぐに打ち解けようとしてくれた。

ピスティは「シンドリア風の服も持っていたほうがいいよ!」と、シンドリアの店を色々案内してくれたし、スパルトスは女が苦手だと聞いていたのに「慣れない間はいろいろわからないことも多いだろう」と、部屋を借りる時や店を出すときに力になってくれた。

ちなみに、シャルとマスルールとは酒飲み仲間ですぐに意気投合。
ヤムには、「無効化能力者ですって!?つまり、どんなに研究中の術を失敗しても、なかったことにしてくれるのよね!?術の練習に付き合って!!!!」と、速攻で攫われた。

ドラコーンさんやヒナホホは愛妻家と子煩悩で、すぐに好感を持ったし、ジャーファルにはしばらく警戒されていたけど、国交が正式に始まるにつれ、二人で話し合う機会が増えたせいか、どこか戦友的な感情が芽生えた。

一人一人がもはや大切な存在であることに違いはない。

「つまりだ。一人で強がって、頑張りすぎんじゃねぇぞ。何かあったら相談しろ。仲間なんだ」

・・・ひょっとして、それを言いに来たのだろうか。

ほんの少し照れ臭そうにしているシャルルカンが、急に可愛く見えて、ムギュッと腕に抱きついた。

「おい。返事だろ。返事!」
照れ隠しに腕を振り払う仕草を見せたシャルルカンの頬にチュッとキスをする。

「はぁあい」

へへへ〜。と、笑顔を向けると、ぶっきらぼうに頭を撫でられて、妹分も悪くないと思った。

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飛燕(プロフ) - イノリさん» ありがとうございます。ただ今急ピッチでクリスマス編も書き上げていますので少々お待ちを。これからも応援お願いします! (2014年12月21日 18時) (レス) id: ff86b3b758 (このIDを非表示/違反報告)
イノリ - この小説好きです! 続き楽しみにしてるので頑張って下さい!! 応援してます! (2014年12月20日 23時) (レス) id: 3f888bdb68 (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - shinox2さん» こんにちは。コメントありがとうございます!嬉しいコメントでした!寒くなりましたね!紅炎様に温めていただきたいっ!体温高そうだし。 (2014年12月17日 11時) (レス) id: ff86b3b758 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 紅炎様だいたーん(*≧∀≦*) そんなアナタが好きです!! (2014年12月11日 9時) (レス) id: d0330381ae (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - ライムさん» 返事がかなり遅っなってしまって申し訳ありません。本格的な連載スピードに戻るまでもう少し時間がかかると思いますが、温かい目で見守ってください。追伸、雪だるまの画像載せました!見てくれると嬉しいです (2014年12月3日 12時) (レス) id: da72338801 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛燕 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2014年9月29日 6時

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