―対人恐怖症― ―N×S―part２ (ページ15)

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■―４０―　ページ15

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別に、盗み聞きとか

そんなんじゃない…

ただ、僕は思わず、息を潜めて

カーテンの向こうでの会話を聞いた

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雅「てゆーか、二宮くんって

櫻井くんの何なの？なんか…二人って

すっごいベッタリだけど………」

和「そんなの関係ないっ！

別に僕らがベッタリだからって

あんたらに何か言われる筋合いなんかない」

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………漂ってる空気が

なんだか…ちょっと険悪な気がする

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少し…ピリピリしてるような

怒ってるような…そんな感じだった

こんな険悪な空気になってるのは、僕のせい

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どうしよう………

僕が原因で…和が………

和が他の人から、嫌われちゃう…

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僕のせい………僕のせいで………

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僕の目からは、自然と

涙が溢れ出して、僕は

ベットから降りた。だけど

ベットから降りた時、思わずよろけてしまって―――…

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翔「わわっ……………！」

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その場に思い切り転んでしまった

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シャッ

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和「翔っ…！大丈夫っ………！？」

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閉めてあったカーテンが

勢いよく開き、和が心配そうな顔をして

慌てて、僕の方へと駆け寄ってきた

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翔「和っ…………………………！」

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僕は小さい子みたいに

泣きながら、和に抱きついた

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