猗窩座になってるなんで【煉獄杏寿郎】

36 はじめまして宇髄さん ページ34

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要と仲良くなりたいと、鴉が好むらしい光り物を探す。落ちていないかと廊下を這ってみた

あった、こんなにいっぱい

連なったキラッと光る石をグイと引っ張った


「おい鬼、なにしやがる」


え、と見上げると

でかっ 鬼⁉︎

じゃなくて宇髄さんっ！ド派手圧



Aをしゃがんで覗き込んでた音柱の宇髄天元。その額の飾りを引っ張っていた

ぎえーー宇髄さんのをっっ


「ごごごめんなさい」


首根っこを捕まれ、和室の畳に投げ出された
両手首を捕まれ畳に貼り付けられる
煉獄、宇髄ともに鬼への扱いはなかなか雑


「ふーん、上弦の参。派手だねお前」


こわいこわいこわいこわいけど男前

綺麗な目、ルビーレッドだったっけ、赤紫かな…。宝石みたいで吸い込まれる

襲われてもいいかなってちょっと思ったりして(ビッチ)


「どういう状況か説明してくれ」

「煉獄さん！」


任務出立の支度を整えてる所に、音柱を中へ通したと千寿郎が伝えていた


「俺の石取ろうとしてね」


額当てのストーンをジャラッと振る


「うっ」

Aの顔にペシペシ当たるのを面白がっていた


「石が欲しいのか」

組み伏せられてるAを、腕組みで見下ろしている


「とりあえず放してやってくれ」


助けてくれて、やっぱり優しい

は、さっきわたしったら


｢煉獄さんごめんなさい｣

｢なんだ｣

｢煉獄さんというものがありながら、宇髄さんに少しココロ揺らしてしまって｣


聞いてないのか、宇髄に話しかける


「何か用だったのか宇髄」

「別にー鬼見に来ただけー」


それにしても会話してる二人がカッコ良すぎが過ぎてっ

宇髄が帰り、まだぽわんとしているAの前に煉獄がしゃがみ込んだ


ち、近い近い顔が近いっ


「惚れやすい鬼だな」

「いえ、煉獄さんだけです！」


煉獄がAの頬を挟み、じっと見る


なななんだろう…


｢何か食べたか｣

｢さっきみたらし団子を千寿郎くんに食べさせてもらいまして｣

千寿郎と凪咲からも食べれるようになった


「どうして分かったんでしょう？」

「たれがついてる」


そう言うと口の横についてるタレを、親指で拭いぺろっと舐めた


!!?……っ///


そんな風にされたら、わたし誘われてるって思っちゃいます！

仕草がとてもとてもえろですっ！


｢千寿郎！俺にもみたらし団子を貰えるだろうか！｣


立ち上がり和室から出て行った。程なく、うまい！うまい！の声が響く


普通に団子が食べたかったんだと…理解した

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