ねぇ、京本くん。

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んんって唸りながらメニューとにらめっこ状態の京本くん




『……京本くんメニュー、決まった？』



京「んんんんん、決まらないっ！！！」



まだ唸ってる京本くんにどれで迷ってるのって聞いてみる



京「いちごパフェとチョコレートパフェで悩んでるんだけど、どっちも捨てがたいんだよなぁ」



ずっと睨み続けられるメニューを可哀想に思い

　

『じゃあ私がチョコレート頼むから京本くんいちご頼みなよ』




って言うとやったぁ！って子供みたいに喜ぶ京本くん





数分経ってやってきた2つのパフェ




京「いっただきまーす！」



いちごソースのかかったアイスクリームを豪快にすくい口に放り込む京本くん




京「アイス！んっま！」




なんとも美味しそうに食べる姿にこっちまで幸せになってくる




京「Aちゃんも食べなよ！美味しいよ！」



『じゃあ私もいただきまーす！』



遅れて私もパフェを食べると


目の前の京本くんは感想待ってますよ〜と言わんばかりに見つめてくる


その眼差しからの期待に



『ほんとだ、、美味しいね京本くん！』


って答えると


でしょでしょってまるで自分が作ったもののように喜んでる


すると突然



京「はい、あーん」



って私の前にスプーンを差し出してくる京本くん



『え、いや…あーんはちょっと、』



って言ってみたけど全く引いてくれない



京「ほ〜ら、垂れちゃうから！」



そうせかされ観念した私は大人しく口を開ける




京「はい！よくできました」



恥ずかしすぎるけど、なんだか嬉しそうな京本くんを見てるとどうでもよくなってきちゃった




京「いちごも美味しいでしょ？」



『うんすっごい美味しい！』



京「じゃあ、俺にもそっちちょうだい？」




そう言う京本くんにどうぞどうぞってパフェごと差し出すと



京「そうじゃなくて俺にもあーんってしてよ！」



口を尖らせ少しプリプリしだした京本くん



うぅ、、胸が痛い！ドキドキして痛い！


ってこれ恋じゃん、！

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