4 思い出 ページ5
みつ「何
ニヤニヤしてんだよ！
てか、食わねーの？伸びるぞ。
あ、チャーシュー、もーらい♪」
みっくんとの思い出に浸る
私のどんぶりからチャーシューを
かっさらって、うま〜♪とかって口に運ぶ
「あー！いいって言ってないし！
最後に食べようと思ってたのに！」
みつ「残念。もう食っちゃった。
てか、おまえはいつも遅いんだよ！
好きなものは、最初に食べないと。
奪われちゃうからねー♪」
得意気なみっくん
いつもそう
ショートケーキで言えば
莓を最後まで残すのが私
一番に食べちゃうのがみっくん
子供の頃も、こうやって
何度もとられちゃってたんだっけ
でも、なんだかんだで後から変わり……
なんて言いながら返してくれたりして
ラーメン屋さんからの帰り道
ふたりで並んで歩く
街灯の明かりに私たちの影が伸びる
少しだけ長い、みっくんの影
中学のときも、高校のときも
部活帰りのみっくんを待ち伏せて
近くの駅から歩いて帰ってたな
チラって、みっくんを見上げると
みつ「お前、よく待ち伏せしてたよな。
俺のこと。
中高のとき。」
「え！？//」
なんで！？//今、丁度そのこと思い出してた//
みつ「気づいてないと思ってた？(笑)
気づいてるっしょ。
お前、本当に俺のこと好きなんだもん(笑)
おかげで、何度、誤解されたことか。」
はは〜って笑う
好き……みっくんが思ってる好きとは
違うんだけどな
私たちは幼馴染みということもあって
先輩後輩の間柄のわりに仲が良く
付き合ってるんじゃないの？と
何度となく噂になっていた
みつ「お前が居なければ
もっとモテてたのに。俺。」
口を尖らせて拗ねたような表情をしてみせる
確かに……みっくんは小学生の頃から
運動神経が良くて、社交的な性格も
みんなに好かれ、いつもクラスの中心に
居るタイプだった
中高の頃は、サッカー部の主将も務めて
かっこいいのに飾らない性格から
女の子の友だちも多かった
私が同じ高校に入ったとき、誰だっけ……
みっくんと同じ学年に男女ともから
すごく人気のある先輩が居て……
みっくんは、その先輩と並んで
ツートップなんて言われていた
そんな人が私の幼馴染みで
私の好きな人
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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので(￣∇￣*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年5月5日 0時
