36 Ki みっくん ページ37
藤「うん。
Aちゃんから聞いてた。」
Aちゃん……
「そうなんだ。」
じゃあ、俺がAんちの隣に
住んでんのも知ってるんだよな
藤「うん。聞いてる。北山のことは色々(笑)」
色々？いや、その笑顔
ろくなこと話してないだろ、お前
って、Aを見ると、そ知らぬ顔
お前〜。余計なこと話してんじゃねーぞー
「あ、藤ヶ谷先輩！」
って、遠くから走り寄ってきたのは
わりと小柄で……ゆるふわな髪とフワッとした
ワンピースがお人形さんみたいな子
……。
「あ、えっと……」
その彼女が合流すると
さっきみたいな流れで自己紹介が行われた
藤ヶ谷たちとの話を終えて
隣の二階堂を見ると
二階堂「マジやばい。マジやばいっすよ。
あの会社。
新入社員2人ともかわいいとか……。」
って、大まじめに言ってんのな
「しょーもな。」
そう返すと
「なんでですか！？しょーもなくないっすよ！
だってふたりともかわいいんだもん！」
だもん！じゃねーよ
二階堂「いいっすよねー。先輩は。」
は？
二階堂「綺麗な彼女と、可愛い幼馴染み。
みっくんとかって呼ばれてたし。」
「おい//それ、絶対誰にも言うなよ//」
みっくんとか呼ばれてるって知られたら
社内で明日から……
いや、今日からみっくんの道が待っている
会社でみっくんとか……
俺はAに子どものころから
みっくんと呼ばれていた
でも中、高、大と周りからは宏光って
名前で呼ばれてて、みっくんと俺を呼ぶのは
先にも後にも多分、Aだけ
別に意識したことはそんななかったけど
人前でみっくんって呼ばれるのは
やっぱり少し恥ずかしい
Aも学校ではいつも
北山先輩って呼んでたし
二階堂「いいじゃないですか！
俺も呼ばれたい。ニカちゃんって。
可愛い幼馴染みに。」
ニカちゃんって笑
「別にそんな可愛くねーだろ。」
可愛い可愛いってあんまり言うから
二階堂「えー。やっぱり先輩……ダメですよ。
美紀さんと付き合ってるから
目が肥えちゃってる。」
今度は美紀
確かにAは昔から周りに可愛がられてきた
でも、その可愛がられてきたってのは
小さな田舎町に住む
小さな女の子としてってことで……
容姿がうんぬんとか……
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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので(￣∇￣*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年5月5日 0時
