37 Ki 彼女の存在 ページ38
まぁ確かに
高校に上がってからは
可愛い新入生が入ってきたって噂に……
なってるんだからね!って
本人が言ってたから
どこまで本当か分からないな
美紀「宏光。ニカちゃん。お疲れ様。」
そこへ美紀が合流してきた
てか、既にニカちゃんって呼ばれてるし笑
美紀……大学時代から付き合ってる
俺の彼女は今、同じ会社で
事務として働いている
1度は他の企業に就職したけれど
職場に恵まれず、早々の転職
だから、年齢は同じだけど、会社では俺の後輩
美紀「社長たち、もうすぐ来られるって。
はい、どうぞ。」
持ってきた袋から缶ビールを出した
「おぅ。サンキュ」
ビールを受けとると
二階堂「え!?それ、ありなんすか!?
社長来てないのに!?」
こじんまりとしたうちの会社
大企業じゃあり得ないのかな
うちなら、まー1本ぐらい笑って許してくれる
けど
「いいわけねーだろ。
お前は新人なんだから。」
って、美紀が二階堂に渡そうとしている缶を
奪いとった
二階堂「えー、そりゃないっすよー。」
って、へこむ二階堂をみながら笑ってる美紀
うちの若手といったらこのメンバー+数名
まー俺らはいつもこんな感じ
ふと、藤ヶ谷たちを見ると
新人なのか、数名増えてる
その輪の中で楽しそうに笑ってるA
いつぶりだろ、こんな姿見るの
誰かとAが一緒につるんでんの
なんか懐かしい、それでいて不思議
多分それは、その輪の中に藤ヶ谷がいるからだ
高校時代、交わらなかった関係が
今目の前で交差している
それが、なんとなく不思議だった
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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので( ̄∇ ̄*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2019年5月5日 0時