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29 オレンジ ページ30

みっくんと

同じ会社だったら

一緒にお花見できたのかな






とか







「へっくしゅ!」







やば……薄着で出てきちゃったから

アイス食べて更に寒くなってきた






4月とはいえまだまだ冷える


当に花冷え




ひぃーっと思っていると







みつ「そんな薄着で来るからだろ。」



って、来ていたシャツを脱いで私の肩にかけた







みつ「家まで着て行けよ。」







「でも、みっくんが寒いんじゃ……」








みつ「いーんだよ。

お前が風邪ひいたら俺が困るんだから//」






俺が……







みつ「4月とかただでさえ忙しいのに

看病とか勘弁してよ。」







そっちか……



ん?……そっち?






みっくん、私が風邪ひいたら

看病してくれるんだ//






と、とたんに顔がニヤけるのを必死に隠すけど







みつ「なんだよ//」



って、口元緩んでるのがバレた//





みつ「そういえば

あそこの桜も咲く頃かな。」






あそこ……





あ……








頭に浮かんだのは私たちの地元






お互いの実家の調度真ん中あたりに

あった大きな桜の木








桜並木というように、桜といえば何本も

連なって植えられていることが多い中

そこだけは何故か一本だけ

大きな桜の木が立っている








毎年春になると、小さな薄紅色の花を

満開に咲かせる







その桜の木の下は私たちの……

私の大切な場所だった








まだ幼稚園に通っていた頃

初めてみっくんに出会った場所








小学生になっても私たちは

よくその桜の木の下で日が暮れるまで

遊んでいた








中学生になって、部活が忙しく

なってしまったみっくんを

よく夕暮れまで待って怒られた






自分も中学生になって

みっくんを男の子なんだって

初めて意識したのも








みっくんを好きだって気づいたのも

あの場所だった









中学3年の春親と大喧嘩して

初めて家出したときもみっくんが

一番に見つけて迎えに来てくれた







高校に入って、大学生になったみっくんが

地元を離れるまで、私たちはよく

あの場所で会っていた








お互いに一人っ子だったことから、

家を行き来することも多かったけれど

それと同じぐらい長い時間を

あの桜の木の下で過ごしたような気がする






白い桜に透ける夕日

緑に反射したあの日のオレンジを




みっくんはまだ覚えてるかな…

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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので( ̄∇ ̄*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (5月6日 21時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2019年5月5日 0時

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