４７ 桃太郎 ページ47
「先生！」
Aさんは白澤様に飛びつくように抱き着いて、さすがに女好きの白澤様もいきなりの事に驚いて唖然としていた。
「先生っ会いたかった！！」
「先生って…も、もしかして…さっきは話してたっ？！」
もう俺の願い叶ったの！？嘘だろ！？
でも話していたのは人間の女の子だったはず…
Aさんは鬼だぞ…
「覚えていますか！私の事！！」
「現世で山で、薬剤を教えた子供…」
「覚えてくれていたんですね！お変わりないのですぐに先生だと分かりました」
ずっと会えなかったと言っていたのに、こんなに身近にいたなんて誰が思うだろうか、
嬉しそうに子供みたいに白澤に抱き着くAさんに何も知らないシロが驚くの当然だ。
「先生ってどういう事！？Aさんの先生が白澤様？！？！」
「先話していた会いたいって人だよ」
「き、君は人間だよね…？あの時は角なんてっ…」
まだ状況を呑み込めていない白澤さんはAさんのツノを見て少し混乱していた。
「人でした！訳あり鬼に、今は獄卒の医師としてこの世で働いてます」
「獄卒の…じゃあいつも沢山薬や薬液を買ってくれているのは君っ！？」
「はい！白澤様の薬剤はすごく良いので！！でも、その白澤様が先生だったなんて！」
まるで、幼稚園のお迎えに来てくれた親に飛びつく子供みたいに嬉しそうにAさんは白澤様と話す。
「先生にまた会えるなんて！」
Aさんは会えてとても嬉しそうだったけど、白澤様は顔を赤くし離れさせる。
「お、女の子がむやみに男に抱き着くんじゃありませんっ！！」
「えっ、あっ…す、すみません」
自分からセクハラのように抱き着きに行くくせに、なに言ってるんだ…Aさんに照れている白澤様に目を疑った。
「っ…本当にお医者さんになったんだね」
「はい」
「すごいね。おめでとう」
「先生のおかげです！」
あの白澤様が誰かに尊敬されているなんて、まぁ女と酒を取れば、優しい、良い薬剤師だからな…。
「腕のいいお医者さんが僕の漢方を買ってくれてるだけでも嬉しかったけど、君だったなんてね。凄くうれしいよ」
女の医者と聞いては自分で持って行くと言っていたけど、鬼灯様とは会いたくないから俺に今まで任せていたからな…
それに鬼灯様も白澤様は出入り禁止にしてるだろうし…
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エリンギ(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます、正式に登録していないため、自動的に三ヶ月ほどで消されてしまうそうで、また貼らせていただきます (2019年8月31日 9時) (
レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - アヤトさん» コメントありがとうございます。正式に登録をしていないため、自動的に三ヶ月ほどで削除されるそうです。また、貼らせていただきます。 (2019年8月31日 9時) (レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト - イラストとないですよ？ どこにイラストがあるのですか？ (2019年8月28日 0時) (レス) id: 43219d26b1 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 何処にイラスト付いてんの？？？【イラスト付き】って書いてるのに付いて無いんだけど？？？ (2019年6月20日 17時) (レス) id: 9e5a3f5f29 (このIDを非表示/違反報告)
読みの民 - 多分なんですが、「一様」と書かれているところ、文脈的に「一応」ではないでしょうか？楽しく読ませていただいたのですが、気になってしまったもので^^; (2018年8月13日 16時) (レス) id: c65c9af674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノコ | 作成日時：2018年6月8日 22時
