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「貴女が心配で仕事が進みません」
「えっ…」
「手の届くところにいないと助けられない」


私の髪を首にかけていたタオルでサササッと拭き髪を撫でられる。


「すごく綺麗ですね」
「っ…///」
「好きです」
「…///」
「愛してます。誰よりも」


いきなりあんなにストレートに鬼灯ちゃんに告白されるとは思っていなかったから、あの時はただ驚いてしまって、今も返事を返してない。
それでも「好き」と何度も私に告白する。


「鬼灯ちゃんは…すごく優しいね」
「えっ…すごく好き?」
「い、言ってません///!!」


顔を近づける鬼灯ちゃんの胸をグイっと手で押し離れさせる。


「好きな人に優しくするのは普通の事ですよ」
「えっ…」
「Aさん誰に対しも優しいですが…」
「鬼灯ちゃんも優しいよ誰に対しても」
「私は…まぁそうだとしても。好きな人には特別優しくしてしまう。まぁたまに虐めたくなりますけど」
「え゛っ!?」
「光に釣られる虫みたいなものですかね…なんでしょうねこの情動は」
「っ―?!」


私の頬に触れたと思ったら軽く頬を引っ張られる。

「私もAさんにしか好意を抱いたこと無いので、そこまで詳しくは分かりません」
「ほぉうなのっ??」
「そこで驚きますか?」

驚く私を見て頬を放し撫でられる。

「前にも言いましたが、昔から貴女が好きでしたよ丁の時から」
「す、すごいね小さい時にもう好きだって気持ちを…」
「はい、まぁ好きというのは人それぞれですから正しいとは言えませんが…」


私は鬼灯ちゃんの一番と言う事なのか…
鬼灯ちゃんの好きを聞いていると、だんだん恥ずかしくなって顔がまた熱くなる。


「Aさんの中で私は何番目ですか?」
「えっ…!?」


抱きしめられて肩に鬼灯ちゃんの額が乗り、「何番目ですか」ともう一度聞いてくる。
丁度顔がはだけて見えていた胸に触れ、鬼灯ちゃんの体温と心臓の音がすごくよく伝わる。
私にとって一番大切なモノって……


「Aさん!」


丁ちゃんが私の名前を笑顔で呼んでいる姿が見えた。


あの日……丁ちゃんが…雨乞いの生贄になるって…聞いた時……


それを聞いた日の……夜、私は黙って村を出た。


家から出るのも許されないのに、村から無断で村を出たことを思い出す。


きっと見つかれば、今までにない仕打ちを受けるだろう

それでも…丁ちゃんが心配で靴も履かずに、真夜中に村を出で森を過去の感覚を頼りに馬車で半日かかる距離を走った。

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エリンギ(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます、正式に登録していないため、自動的に三ヶ月ほどで消されてしまうそうで、また貼らせていただきます (2019年8月31日 9時) (レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - アヤトさん» コメントありがとうございます。正式に登録をしていないため、自動的に三ヶ月ほどで削除されるそうです。また、貼らせていただきます。 (2019年8月31日 9時) (レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト - イラストとないですよ? どこにイラストがあるのですか?  (2019年8月28日 0時) (レス) id: 43219d26b1 (このIDを非表示/違反報告)
- 何処にイラスト付いてんの???【イラスト付き】って書いてるのに付いて無いんだけど??? (2019年6月20日 17時) (レス) id: 9e5a3f5f29 (このIDを非表示/違反報告)
読みの民 - 多分なんですが、「一様」と書かれているところ、文脈的に「一応」ではないでしょうか?楽しく読ませていただいたのですが、気になってしまったもので^^; (2018年8月13日 16時) (レス) id: c65c9af674 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キノコ | 作成日時:2018年6月8日 22時

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