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「サーモンは鮭とマグロは海魚です。甘エビは生のエビ、いくらは鮭の卵です。どれも美味しいですよ」
「鮭!鮭は好き!」
「えぇ、なので頼みました。昔川で熊みたいに取っていたので…甘エビもお口に合うと思いますよ」
「お兄さんが誰かと来るのは初めて見るね、もしかして彼女かい?」
「えっ?!」
「いえ、今はまだ恋人です」




「もう一回サーモン食べっ…んんっ!?こ、恋人だって!!聞いた!?」
「静かにしろって!俺もそう聞こえたがっ…」
「俺も!」
「えっ、も、もうそんな進んでるのか?!詳しく聞かせてくれ!!」


サーモンを食べていたら鬼灯様の声で「恋人」と聞こえ顔を上げ、二人に顔を向ける。
聞き間違いかと思ったが、動物三匹はハッキリとそう聞こえ先生は顔を赤くして俺達に会話内容を聞きながら、大きな図体を丸めて目立たないように二人を見る。



「お兄さん顔もガタイも良いし、仕事も出来そうだからモテるとは思ってたけど、小野小町級のべっぴんの恋人を連れてくるとわね」
「かなりポヤンとした人でして、男性として見てもらうまででも大変でしたよ」
「若いのに寿司しらないところから世間知らずだろうとは思ってたけどね」
「医学の事以外は何も知らない人です」


隣にAさんがいるにも関わらず平然とした顔で大将と悪口にも聞こえる話す。二人会話に少しムスッとしているAさんに鬼灯様が顔を向けてほんの少し笑う。


「でも、とても優しい人で、そこに惚れました。」
「っ…///」


ムスッとしていた顔を赤くしてAさんを俯くのを見て大将が笑う。


「彼女になるのも時間の問題だね」
「素直に好きと言ってくれればいいんですが…中々そうはいかないみたいで」
「まぁ、ゆっくり恋人の時間を楽しむのも悪くないよ」
「えぇ、そうします。恋人も悪くはないので」


鬼灯様はまだ寿司に口を付けていないAさんを見て、名前を呼んで顔を上げさせると、寿司を一つ手で取りAさんの口元に持って行く。

「新鮮なうちに食べてください」
「えっ…///」
「ほら、食べてないと�碵油が垂れますよ」

戸惑っているAさんに勢いで食べさせるのを見て全く話しを聞けていない麻殻先生が一人俺達が隣で「な゛っ!?」と太い声をあげ驚く。


「どうですか?」
「ぉしぃっ…デス///」
「それは良かった。沢山食べてくださいね」
「うっ…///」

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エリンギ(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます、正式に登録していないため、自動的に三ヶ月ほどで消されてしまうそうで、また貼らせていただきます (2019年8月31日 9時) (レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - アヤトさん» コメントありがとうございます。正式に登録をしていないため、自動的に三ヶ月ほどで削除されるそうです。また、貼らせていただきます。 (2019年8月31日 9時) (レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト - イラストとないですよ? どこにイラストがあるのですか?  (2019年8月28日 0時) (レス) id: 43219d26b1 (このIDを非表示/違反報告)
- 何処にイラスト付いてんの???【イラスト付き】って書いてるのに付いて無いんだけど??? (2019年6月20日 17時) (レス) id: 9e5a3f5f29 (このIDを非表示/違反報告)
読みの民 - 多分なんですが、「一様」と書かれているところ、文脈的に「一応」ではないでしょうか?楽しく読ませていただいたのですが、気になってしまったもので^^; (2018年8月13日 16時) (レス) id: c65c9af674 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キノコ | 作成日時:2018年6月8日 22時

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