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「…いつまでこうしてるつもりですか？私は別に構いませんが…」
この体制から１５分、微動だにしないAさんに寝てしまったのではと声をかける私に、もごもごと顔を伏せながら何か話す。
「何を言ってるか顔を上げないと聞こえませんよ」
トントンと手を指で叩くとほんの少しだけ目が見えるか見えないかぐらいにAさんが顔を上げる。
「昔はこうやって手を繋いで帰りましたよね。恥ずかしいですか？」
「っ…///昔と今は違うでしょっ…」
「Aさんが最初に私は丁ちゃんだどいいましたけど」
「丁ちゃんだけどっ…鬼灯さんでしょ今はっ…」
気まずそうにまだ顔を上げないAさんは、虐めてくださいと言っているようにしか私には受けとさない。
「前と言ってることが違いますよ」
「それはっ……」
「私の見方が変わったと受け取っていいですか？」
今まで私がどれだけあなたの行動や言葉に困らされ、戸惑ったかこんなことろで性格の悪さが出でしまいやり返したくなる。
「男として今見てもらえてると、意識されていると思って構いませんか？」
そう尋ねる※追いつめるとまた顔を塞ぎ込み困らせる。
「丁ちゃんとしてでも構いません。アナタに男として見てもらえるなら」
丁ちゃんと言うとまた少しだけ顔を上げて私と目を合わせる。
「丁の頃から貴女が好きです。Aさん」
「えっ…」
「貴女と別れてから分かったんです。アナタの事がどれだけ好きだったか」
いきなり告白する私に唖然としながらも目を逸らすAさんは何も言わず沈黙が続いた。
「返事は今じゃなくて構いません。ただ好きだと伝えたかっただけです」
ずっと握っていた手を離すとAさんはサッと手を隠して「分からない」と小さく呟いた。
「丁ちゃんの事も鬼灯さんの事も…何なのか…分からない」
「私の事は嫌いですか？」
「き、嫌いじゃい！！でもっ…そいう…好きとか…今までに…」
「貴女はぽやんとしてますからね」
「だからっ…こ、答えられないっ…」
「では、男性として好きになってもらえるまでAさんを口説きますね」
「えっ…」
「昨日みたいに何かと理由を付けてでは二人になるためにデートに誘いますし、いろいろ仕掛けたりします」
「し、仕掛け！？」
「えぇ、アナタが私の事を好きになるまでいろいろと。嫌がる事はしないつもりですが…その時はちゃんと言ってくださいね。貴女には嫌われたくはないので」
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エリンギ(プロフ) - ★さん» コメントありがとうございます、正式に登録していないため、自動的に三ヶ月ほどで消されてしまうそうで、また貼らせていただきます (2019年8月31日 9時) (
レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - アヤトさん» コメントありがとうございます。正式に登録をしていないため、自動的に三ヶ月ほどで削除されるそうです。また、貼らせていただきます。 (2019年8月31日 9時) (レス) id: e954f07389 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト - イラストとないですよ？ どこにイラストがあるのですか？ (2019年8月28日 0時) (レス) id: 43219d26b1 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 何処にイラスト付いてんの？？？【イラスト付き】って書いてるのに付いて無いんだけど？？？ (2019年6月20日 17時) (レス) id: 9e5a3f5f29 (このIDを非表示/違反報告)
読みの民 - 多分なんですが、「一様」と書かれているところ、文脈的に「一応」ではないでしょうか？楽しく読ませていただいたのですが、気になってしまったもので^^; (2018年8月13日 16時) (レス) id: c65c9af674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノコ | 作成日時：2018年6月8日 22時
