6話 ページ8
「ん?お前さんは誰じゃ。」
「セラフィー・エレノアーラです。」
「おぉ、そうじゃったか。
わしは妖精の尻尾三代目マスターのマカロフじゃ。」
「よろしくお願いします。」
「ということはお前さん、此処に入りたいのじゃな?」
「・・・そういうことになるんですね。
私は、身寄りもなく、忌み子と呼ばれてきました。
そんな私でも、平気ですか?」
「もちろんじゃ!
よろしくなセラフィー。
今日からお前さんはフェアリーテイルの一員じゃ!」
「・・・はい!」
「ナツ、グレイ、ラクサスさん、よろしくね!」
「よろしくな、セラフィー!」
「よろしくな。」
「さん付けはしなくて良いぞ。
よろしくなセラフィー。」
「えっと、じゃあ...ラクサス兄さん?」
「そう呼びたいならそう呼んでくれて構わないぞ。」
「セラフィーがラクサスの妹ならワシの孫でもあるということじゃな!
じじ様とでも呼ぶが良い!」
「はい、じじ様!」
「ところでセラフィー、フードは外さんのか?」
「すみません。
まだ、怖くて...
でもいつか堂々とフードを外せるようになりたいと思っています。」
「そうかそうか。
ゆっくり己のペースで進むが良い。」
・・・そして私の新たな波乱に満ち騒がしく何よりも大切な日々が幕を開けたのだった。
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作者名:氷翠 | 作成日時:2019年8月10日 20時