35話 ページ36
ほうほう。
ただの隠れん坊じゃないことは分かったぞ。
ん?
誰が出るかって?
いやー本当は出たかったんだけどグレイに先越されてさー。
こういう競技はルーファスとかイヴとか本物かどうかを確実に見分けることができる魔法を持っている人が有利になりそうだよね。
幻影を見せた時の反応とかもいいかも。
多分コピーだったら驚かずにそのままでいるだろうけど本物だったら何かしら反応はあるはず。
だけどそれは幻影でなんの効果もないからこれはあくまで囮とか目隠し的な存在。
本当の狙いは...
本物とコピーの違いを見分けてその場で攻撃すること。
そうすれば間違うことはほぼないと思うよ!
グレイはどう戦うのかなー?
氷造形魔法の使い道は...
魔法を使うと一発で居場所がバレる魔法だから少し不安。
まぁ、ほとんどの魔法がそうなんだけどね。
私だってそうだし。
あ、始まった。
「うぇっ...」
人に酔った...
出なくて良かった
即KOだった...
あ、ナツも酔ってる。
流石同じ滅竜魔法の使い手だね。
てかあの顎野郎、ずっとグレイを狙ってない?
執拗に。
勝敗、ポイント関係無く。
大鳩の尻尾か。
要注意だな。どんな卑劣な手を使ってくるか分からない。
あとセイバートゥースのユキノ?
って子ミネルバじゃないんだ。
すごく強いのかな?
戦ってみたいな。
見たところ星霊魔導士...
ルーシィと同じ魔法か。
益々気になってきた。
私、今日出番ないのかな!?
それはつまんないから嫌だよ!?
断固拒否するからね!
誰かの出番奪ってでも出てやる!
早く強くなったみんなと戦いたい!
スティングとローグは私に一撃は加えられるようになったかな?
楽しみだな。
「セラフィー、落ち着け。」
「顔が怖いよ...」
あり?
顔に出てたか。
失態失態。
ならもう隠す必要ないね!
ルーファスの記憶魔法は凄いな。
こういう時はすごく役に立つ。
早くバトルとかしたいなー!
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作者名:氷翠 | 作成日時:2019年8月10日 20時