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24話 ページ26

あ、そろそろ入場だ。

私が大魔闘演武に参加しようとした一番の理由、素顔を隠すことを辞めるために私は参加を決めた。

面白そうだったっていうのもあるけどね。

私は今までずっと逃げて来た。

拒絶してきた。

向き合おうとしてこなかった。

だけど、そんな私に向き合ってくれようとした人たちが大勢いた。

私はようやくそのことに気づいた。

だから、もう怖くはない。

ありのままの自分でみんなと向き合う!

大魔闘演武でそれができるってことを証明したい。

「「「「オオオオオオオオオオ」」」」

「凄い歓声だな。」

「こんなにお客さんいるんだぁ。」

「フィオーレ中の魔導士もそうだがそうじゃねえ一般の客も多いらしいな。」

「つーか何だよこの服...」

「マスターがお揃いのチームカラーで出ろって。」

「私は可愛くて気に入っているが。」

「そうだな俺も...」

「私も...」

「服着てから言ってっ!

セラフィーは見えてないからわかんないけど許す!」

「違うサイズの服があって良かった...」

「確かにウェンディの服は入らないよね。」

「ねぇ、私が勢いで出場することになっちゃったけどウェンディ大丈夫かな...?」

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作者名:氷翠 | 作成日時:2019年8月10日 20時

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