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13話 ページ15
・・・だけどそろそろ終わらせるよ！
「水竜の...咆哮！」
「うわぁぁぁぁぁっ！」
・・・ノックアウト。
大丈夫かな？
「おーい、ナツー、大丈夫ー？」
「あれっ！？俺負けたのか！？」
「あい。
だけどナツ、すごかったよ。」
「うん、すごかった。
同い年に滅竜魔法使ったの久し振りだよ。」
「だけど負けたー！ちくしょー！次は絶対に勝ってやる！」
「ふふ、楽しみにしてるよ。
あ、そうだ。」
「どうしたんだ？」
「私、一週間後から凄く長いクエストをしに行くの。
S級の。
いつ帰ってくるか分からない。」
「なんだって！？」
「聞いてねぇーぞ！」
「うん、言い忘れてたから言ってない。」
「俺もついて行く！」
「俺だって！」
「駄目。
これはS級のクエストだよ？
私より弱い2人が来たって死んじゃうだけだよ。
私は2人が大好きだから死んで欲しくない。
いつか必ずクエストを終わらせるから待ってて欲しいな。」
「分かった！」
「そういうことならしゃーねーな...」
「俺もセラフィー大好きだ！」
「あっ！先越されちまった。
だけど俺の方がセラフィーのこと大好きだ。」
「2人ともありがとう。
私も大好きだよ。
準備しなくちゃいけないから一旦ギルドに帰るね。
じゃあ」
ガックリと２人は項垂れていたけれどそんなにクエストに着いてきたかったのだろうか。
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作者名：氷翠 | 作成日時：2019年8月10日 20時
