【d!】おいしくたべれる賞味期限。【zm】

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＊


しばらくAを抱っこして兄さんたちと話しとると

後ろから走ってくる音が聞こえてきた

...多分、音的に大先生やろな


zm「久しぶりやな、大先生」

ut「お！ゾムやん！久しぶりすぎへん？ってかなんで濡れとるん？あ、せや、最近なんか変わったこと___」


俺に話しかけながら俺の横に来た大先生は

腕の中に収まるAをみてピタリと動きを止めた

兄さんとシッマは笑いそうなのを耐えとるみたいやった


ut「えっ、！？どこの子！？ってかゾムさん隠し子とかおったん！？」

ni「ふはっ...女性に興味がないゾムがどうやったら隠し子ができるんだ」

ut「ええ！？隠し子じゃないんやったら誰？！ベビーシッターかなんかしだしたん！？」

kn「ゾムにベビーシッターは無理やろ！！！」

ut「じゃあこの子なに！？！？」


大先生あたふたしとるなぁ

まぁ、そうか、女嫌いの俺が女の子を抱っこしとるし、

そもそも、普通のニンゲンと仲良くできへん俺がニンゲンの子を喰い殺してへんから混乱しとるんやろな


『わたし！ぞむといっしょにすんでる、Aっていうよ！』

ut「えっ、あ、Aちゃんって言うんやな...んで、Aちゃんはなんでゾムと一緒に暮らしとるん？」

『えっとね、ぞむがね、きたないおとぉさんと、おかぁさんをたべてくれてね！それでね！それでね！しょうみきげんまで、わたしをそだててくれるんだって！』

ut「...え？」


困惑しとるなぁ...

まぁ、無理もあらへんか

...いや、無理しかないな


ut「ごめん、もう一回だけ聞かせて？」

『むぅ...しまさんにきいて！』

ni「あーあ、拗ねてもうた」

ut「え！？あ、ごめんな？！」

『...』

kn「あーっはっはっはっ！めっちゃ拗ねとるやんけ！...まぁ、Aの事についてはゾムに聞いたらいっちゃん早いで！おん！」


拗ねたAの頭を撫でてやりながら頭の中で伝えることをまとめる、

...なんて言うたらええんや？

みんなと同じ説明でええか、


zm「喰い殺した家族の子どもや。」

ut「ん？？？」

zm「せやから、山奥で喰い殺した家族の子ども。」

ut「ん？？？」

zm「あんま聞き返すなや。」


親を喰い殺しといて、言うとって、なんなんやけど、

あんまりこっちも気分良くないんや。

何回も言うってのは

喰い殺したって、戸惑いはあるんやから。


『でもねでもね！ぞむはいいことをしたんだよ！！！だから、むねをはってていいの！』

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