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科代A side
(森蘭丸、織田信長の口調捏造注意です)
(そして唐突な過去編入ります)
『蘭丸さま、今日はおめかししてるの?』
蘭丸「うん、殿に呼ばれているんだ。綺麗な格好で行かないとね」
『そっか!蘭丸さま、かっこいいよ!』
蘭丸「ありがとう。お前も可愛いよ、A」
優しい手つきで頭を撫でられた。
今日は小春日和だ。空も気持ち良く晴れていて、春風にたくさんの花が揺られている。
蘭丸「A、着いたよ。さ、殿のところへ行こうか」
『うん!』
蘭丸「殿、只今参上しました。蘭丸です」
信長「蘭丸か。入れ」
蘭丸さまが襖越しに声をかけたのは、蘭丸さまが仕える御主君、織田信長さま。
蘭丸「失礼致します」
『し、失礼いたしますっ』
信長「おぉ、今日はAも一緒か!よく来てくれた」
織田信長さま…おれは殿とお呼びしているが、殿はとても優しい方だ。
ついこの前も、おれは蘭丸さまからこんぺいとうをもらったのだが、これは殿から頂いたのだと蘭丸さまが嬉しそうにしていた。
『はい!…あ、殿…』
信長「?どうした?」
『こんぺいとう、ありがとうございました!蘭丸さまが分けてくれたのですが、とっても美味しかったです…!』
そうおれが言うと、殿は嬉しそうに笑っておれの頭を撫でてくれる。
信長「そうか、それはよかった!また今度やろうな」
『…!ありがとう、ございます!』
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