桜花は儚く緑に散る【原神】【スメール男子】

【第十六話】研究のお誘い ページ18

『研究に...付き合って欲しい......？』


今日の講義が終わった直後。

スカラマシュに話しかけられたと思いきや、まさかの研究を手伝って欲しい、とお願いされた。

なんで私にそれ言うの...？

他の人頼ればいいじゃん。

私この人のこと警戒してる...というか、嫌ってるよね？

一応理由を聞いてみれば、スカラマシュは「君にしか頼めない」と言われてしまった。


『...研究の内容によっては断るからね？』

スカラマシュ「ハハッ、君に拒否権なんてものあったのかい？」

『いやあるでしょ』


コイツ完全に私で遊んでるでしょ。

許せんわ。


スカラマシュ「とりあえず、僕についてきなよ。そうじゃないと、始まらないから」


そう言って、とっととスカラマシュは歩いて行ってしまったので、慌てて追いかける。

スメールシティを抜けて森に出ると、スカラマシュは崖の下にある洞窟へと入っていった。

＿本当に何の研究をしているの？！

彼を疑いの目で見ながら、私も洞窟の中に入っていった。


スカラマシュ「ここは、僕がたまたま見つけた洞窟さ。不思議なことに、中は結構広くてね...。しかもこれ見てよ」

『ドア...何かの入口？』

フフ...と怪しげな笑みを浮かべるスカラマシュが、ゆっくりとそのドアを開けた。

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