【第十四話】覚醒、ここに君臨す。 ページ16
家に案内しろ、と言われても。
残念ながら宝盗団が目をつくようなお宝なんて一切持ってないのだ。
逆に宝盗団が可哀想と思うくらいに。
願わくばどうぞこのままお引き取りしてもらいたい...。
どうやってこの状況を切り抜けるか...。
宝盗団「さもないと、こうだ!」
宝盗団の一人が剣を振りかざす。
その瞬間だった。
上から突如、剣が私と宝盗団の間に降ってきた。
衝動的にその剣を掴み、相手を斬る。
私の頭は空っぽだった。
正直、あまりその時の記憶が無い。
気づいたら、周りには宝盗団全員が倒れていた。
今起きた出来事に困惑しつつ、剣を鞘におさめる。
セノ「A!」
そこにセノがやってきた。
私の手に握られている剣と、周りに倒れている宝盗団をみて、状況把握したのだろうか。
少し驚いた目で私を見てきた。
セノ「...これは、お前がやったのか?」
『......多分。というか、あまり記憶が無い。気づいたら、皆倒れていた。』
セノ「ふむ。とりあえず、A。怪我しているからティナリのところへ行こう」
セノはさも当然かのように私を軽々抱き上げ_姫抱きにした。
『え、ちょ、一人で歩けるって!』
セノ「暴れると傷口が広がるぞ。コレイ、そのカゴを持ってきてくれ」
コレイ「お、おう....」
いつの間にコレイが来たのだろう。
見た感じ、コレイは外傷がないっぽいし、問題なさそうだった。
私を抱えたセノが歩き始めた時。
カツン、と何かがこぼれ落ちた。
コレイがそれを拾ってくれたのだが...
コレイ「水元素の...神の目?!」
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かしわぎ(プロフ) - ドーナツさん» 良かったです!最後まで見てくれてありがとうございます(˶'ᵕ'˶ )︎ (4月7日 21時) (レス) id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 最終話おめでとうございます!中々無い終わり方でめちゃ良かったです! (4月7日 12時) (レス) @page43 id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
かしわぎ(プロフ) - ドーナツさん» はわわ、ありがとうございます〜!モチベ爆上がりです!!! (3月24日 19時) (レス) @page28 id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - すごく面白いです!放浪者好きすぎるので嬉しさ爆発です!!これからも書くの頑張ってください!!応援めちゃしてます!! (3月22日 13時) (レス) id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
かしわぎ(プロフ) - 夜月 サキさん» ありがとうございます.ᐟ.ᐟ放浪者...良いですよね分かります♪ (2月26日 18時) (レス) id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしわぎ | 作成日時:2024年2月12日 23時