【ルパパト】ちらしの裏(4)

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お題５『宝物を見せろ』

「言うだけじゃ駄目だからな。ちゃんと現物をここに出すんだ」

んー。私の宝物…。なんだろ。考えていたが、魁利くんたちが自信ありげに視線を合わせていたので、もう私の出番はなさそう。テーブルに並べられたのは快盗たちが持っていたルパンコレクション。

「ドグラニオがわざわざ奪うまでのものだ。君たちにとっても宝物じゃないかな？」
「確かに、そのとーり。予告する、貴様らのお宝、いただくぜ！」

ポーダマンがポーズを決めるとルパンコレクションがテーブルごと消えてしまった。そしてポーダマンも。

「…もしかして、騙された……」

あー……なるほど、最初からこれが目的たっだのか。

「どうしましょ。困りましたね」
「Aさん、声色に困った様子がないんですが」
「んー……ギャングラーに度々捕まるという経験をしたからかな、そのうち助けてくれるだろうという思いがある」
「でもでも、快盗であるうちらも一緒に閉じ込められてるんだよ！？VSチェンジャーもないし！」
「グッドストライカーが何とかしてくれますよ」
「ほんと、Aちゃんグッドストライカーについて絶対の信頼置いてるよね…」
「だからグッドストライカーに嫉妬するのやめてって」

談笑していると、辺りが光って元の神社に戻ってきた。服も着物に戻っている。

「へへー、どんなもんだい！」
「グッドストライカーが、助けてくれたんだね」
「さすがグッドストライカー！」

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