【ルパパト】ちらしの裏(4)

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お題４『ストップウォッチゲーム』

「これは俺と勝負だ！指定の時間でストップウォッチ止めて、近かった方の勝ち！」

あ。みんなの視線が私に向く。

「私の出番！役に立てるのがあってよかった〜今まで何もしてないから居心地わるかったよー話ついていけていないところもあったし」
「ふっ、ずいぶん余裕だな」
「負ける気がしない」

ストップウォッチを受け取り、スタートとストップを押してタイミングを確認する。うんうん。できそう。

「お互いに指定した時間で止めるんだ。まずは俺のチャレンジ！時間を指定しろ！」

時間の指定？それぞれ別でやる必要は何だろうか。……うーん予想できるのは妨害とか、かな。まあ関係ないですけど。ふふん。

「じゃあ10秒！」
「よし、じゃあ、行くぞ！」

ポーダマンは自身でスタート、ストップと声をかけてストップウォッチを操作した。指の動きを観察する。

「よし、俺の結果は」
「9秒2ってところかな」
「…………そのとーり」

彼が見せたストップウォッチはそのまま9秒2を示していた。すげーと魁利くんが声を上げた。

「うそうそ！Aさんどうして分かったの？」
「ストップウォッチ押すタイミング見てたから」
「さすがAちゃん！素晴らしいよ！」

ノエルさんに褒めてもらって嬉しい。えへへ。

「おいおい、俺の時間当てたからってなんの得点にもならないぜ！そっちのチャレンジは1分16秒だ！」
「えっ！なにそれ、そんな中途半端なの無茶苦茶難しいじゃん！ずりぃ！」
「そーだそーた！」
「大丈夫大丈夫。いいよ、それで」
「……出来るのか？」

透真くんが不安そうに尋ねる。

「ラクショー」

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