第八話 ページ9
「セルティさんツーリングっていいですね!!自分の翼以外で初めて風を感じましたよ!!」
≪いいだろ!また今度乗ろう!≫
「機会があれば是非!」
キャピキャピ話しているがここはとある公園。
有名都市伝説の黒バイク、首なしライダーと共にいるボーイッシュな格好のというか男らしい外見の女が並んではたから見れば一方的な会話(セルティがPDAのため)をしているというだいぶシュールな絵。
≪ところで…。≫
「あ、そうでした。父からの伝書です。セルティさんが開けてください。
私はまだ内容見てませんから。」
一枚の手紙を渡し、黙って空を仰ぐ。
セルティさんから≪読み終わったよ≫の文が見せられるまであまり時間はかからなかった。
「では、私の用事は済んだのでこの街を見てきますね!」
≪待ってくれ。≫
「?」
≪この手紙には安全な日本で暮らすように。と書いてあった。あと、ハンターに気をつけろと書いたあったが…ハンターって何のことだ?≫
「あーここで暮らすのは必然だったんだ。ハンターに会いませんでしたっけ?」
≪…言いにくいんだが今首をなくしてしまたと同時に記憶もなくなってしまったんだ。≫
「確かに首の気配がないなとは思ったんですけど、そういう事だったんですね。ハンターは私たち吸血鬼専門の殺し屋です。」
≪怖いな。宇宙人とかではないよな?≫
「…たぶん。セルティさん宇宙人怖いんですか?」
≪こここ怖くないぞ!?ただ嫌いなだけだ!≫
「まぁ、いいですよ。暮らすとなるとどうしようかな〜」
≪ウチくる?≫
「いくいく!じゃないですよ!!セルティさんに迷惑は掛けられません。」
≪しかし…≫
「あはは、自分で何とかしますよ。では、またいつか会いましょう。」
≪困ったら私のところに来てもいいんだぞ。待ってるからね。≫
「はい、ありがとうございます。」
笑ったあとお辞儀をして立ち去った。
ここからの行動がダメだった。
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クッキー - 続きすごく気になります。更新頑張って下さい。 (2015年11月3日 0時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狐玄狼 | 作成日時:2012年4月7日 23時