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第四話〜静雄side〜 ページ5

朝からノミ蟲の姿を見てキレた。

手当たり次第に物を投げたけどそれを

軽々と避けるノミ蟲にまた腹が立つ。

ベンチを投げた時に変な音が聞こえた。

気のせいだと思って次に手にかけた自販機を持ち上げ発射用意したら…

木から何かが落ちた。

何かが落ちたというか誰かが下りてきた。

ビックリして動きが止まったぜ。

下りてきたのはさっき変な音が聞こえた木だった…

怪我してねぇよな?

普通に笑顔でしゃべって歩いて行ったし…普通に?笑顔?

この状況で俺が怖くねぇのか?

「あーあの子、静ちゃんのせいで腕怪我してるー。」

クソノミ蟲の声で我に返った俺は自販機を置いてそいつに駆寄った。

わびねぇと。もし俺の投げた何かが当たっているんだとしたらヤバイ。
骨くらい折れてるかもしれねぇ。関係のねぇ奴を巻きこんじまった。

動揺しながら医者に診てもらおうというとノミ蟲が逃げたことを告げられた。

クソノミ蟲…いつか殺す。

そんなことより今は…結局新羅のところ行くことになって歩いてる。

無言って気まずいな。

腕いてぇのか?なおさら気まずい。

聞いてみたら痺れてるって…大丈夫なのか。
申し訳ねぇな。

自分の力について話していてもおびえる様子はない。

と言うか笑ってる。しまいにはコントロールの可能性について語ってるし。

そうか、人生何でもアリ…か。すげぇ。そんなこと考えたこともなかった。

小さな…いや、大きな希望が見えた。

俺は気が付いたら礼を言っていた。

心からの礼ってトムさん以来だな。

あの時…その後は言葉がのどにつっかえた。
その…恥ずかしいな。

あの時…俺を捕らえたた目には恐怖や軽蔑、侮蔑の色が無かった。
凄くうれしかった。

話している間に新羅のマンションに着いた。

そのあと礼を言われた。
笑顔で。


ヤバぇ。顔あっつい。

エレベーターに乗ってから名前わかんねぇと思っていたら

どうやら向こうもそうだったらしい。
自己紹介された。

名前からして外人か?

握手のためだろう手を握ろうかどうかすごく迷った…。

この人を…この人の笑顔を

壊したくない。

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設定タグ:黒狐玄狼 , 平和島静雄 , デュラララ   
作品ジャンル:アニメ
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クッキー - 続きすごく気になります。更新頑張って下さい。 (2015年11月3日 0時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒狐玄狼 | 作成日時:2012年4月7日 23時

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