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38.馴れ馴れしい ページ39




「そういえばもうすぐテスト週間か...。」

「うぐ...。」

「長嶋さん、勉強もうしてるか?」

「してませんよ...。」


どんどん強くなる雨の音で声も大きくなっていった。

そういえばもうすぐテスト週間か。
テスト週間になったら部活も無くなるし帰りも早くなる。

カラ松先生は顔色見て「おいおい。」
という顔をした。


「何ー?花嶋ちゃんもうすぐテスト!?」

「そうです...、あと長嶋です。」

「へぇ〜、勉強出来んの?」

「.....困らない程度?」


おそ松先生はシートベルトもせずに
後ろの座席でじたばたしている。

そうと思えば身を乗り出してきた。

若干顔が近くて慌てて逸らした。


「んだそれ!オレがマンツーマンで
教えてあげちゃおうか!?」

「結構です。」

「何それ!体罰!!」

「何言ってるんですか...。」

「それ心の体罰!!.......ん?体罰って心
じゃない?あれ?なんて言うんだっけ。」


おそ松先生が身を乗り出すと
カラ松先生が「危ないからやめろ」と
言った。

先生なのに犯罪手前になりそうなこと
言って大丈夫なのだろうか。


「おそ松に教えてもらわなくとも
一松が居るだろ。」

「な、...!何で松野先生...!」


カラ松先生はポロッと
松野先生の名前を出した。


松野先生の名前出されるだけでも
なんだか心臓がぶわっとするのに。

車の中は暗くてそんなに見られなかったけど
顔が火照る感じがした。


「え?一松?なんで松野って呼んでんの?」

「.....いや、...それは。」

「はぁ?」


それに地雷を入れ込むように
おそ松先生が聞いてきた。

カラ松先生は知ったような顔で
あえて何も口を開かなかった。


「あー、まさか好き?」

「違います!区別してるだけです!!」

「あれ、違った〜。なんだよ、有嶋ちゃん。」

「長嶋です!!!」


好きと言われて一気に焦りが出る。

おそ松先生はニヤニヤ顔でそう聞いてきた
けど、悟られたくなかったので必死に否定しておいた。

カラ松先生が「そんなにレディが大声出すんじゃ
ない」とつっこむ。




「着いたぞ。」

「…ありがとうございます。」


カラ松先生とおそ松先生に礼だけしておいた。



「バイバイー!長嶋ちゃん!」

「ながし.....あ、はい。」


おそ松先生は最後に
ちゃんと名字を言ってくれた。




やっぱりわざと?

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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松 - すっごくいいです!夢主のなんとももどかしい感じと一松先生のツンデレ?感がすごく甘酸っぱくて可愛いです!(๑♡∀♡๑) (2022年11月16日 7時) (レス) @page11 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2017年6月19日 1時

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