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14.魅力 ページ15

次の日、木曜日。



午前中の授業が全く面白くなくて寝そうだった。
眠たい顔であくびをすると涙が少し出る感じがなんか嫌。

そして百合にあくびする瞬間を見られて
大爆笑されたから恥ずかしかった。



「眠いの?A。」

「うん。」

「えー?今日松野先生の授業あるよ?」

「いや...私興味ないし。」

「かっこいいじゃん!!」

「...ん〜、そうかな。」


お弁当の時間になると席を移動する。

相変わらず眠たいけど、百合ははりきっている。


すごい好きってことは分かるけど
何で好きなのか理解できない。

...かっこいいか?あれ。


「そういえば、昨日待っててくれてたんでしょ?」

「松野先生?」

「うん、いいなぁ〜かっこい〜。」

「あっちが勝手に一緒に待つとか言い出した
だけだけどね。」

「でもクールな松野先生がそんなこと言って
くれるなんてさ!もう最高じゃない?」

「...いや、逆にいづらい。」



「放課後のスクールラブ」とか訳分からない
こと言い出したからちょっとついていけない。

...だって、ホントにあっちが勝手に
待ってるとか言い出しただけだし。


絶対あれはサイコパスだからに違いない。



「松野先生サイコパスみたいな顔してる。」

「えっ!酷くない!?」

「なんか何考えてるか謎だし。
人の話し聞かないし興味なさそうだし。」

「そんなことない!きっと王子様...♡」


ポジティブ思考の百合にはかなり
王子様に見えてるらしい。


きっと松野先生が幻滅した発言
言わない限りずっと好きとか言ってそう...。

ま、面白いからいいけど。


その後も松野先生の魅力をずっと
話されてさらに疲れが増えた気がした。

次のそんなことをずっとしていると
いつの間にかもうすぐ予鈴が鳴る頃だった。

弁当箱をしまって、ロッカーに置き勉
してある教科書を取りに廊下へ行った。









「あ、」









廊下へ行くともう外で松野先生が
スタンバっていた。

思わず声が漏れて松野先生とバッチリ
目が合った。


「...なに。」と低い声で先生にめちゃくちゃ
睨まれた。これは相当機嫌悪そう。



「...来るの早いですね。」

「あー、まぁね。悪い?」

「いや...。」





...やっぱり機嫌悪そうだ。

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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松 - すっごくいいです!夢主のなんとももどかしい感じと一松先生のツンデレ?感がすごく甘酸っぱくて可愛いです!(๑♡∀♡๑) (2022年11月16日 7時) (レス) @page11 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2017年6月19日 1時

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