200.疑い ページ5
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ある学校の日、廊下を歩いていると血眼になったイヤミ教頭がものすごい勢いで歩いているのを見つける。
また変なことやってるんだろうな…と哀れみの目で見ながらスルーする。
「あー!!!チミチミ!!!!」
「え、」
と思っているとバチっと目が合って、ものすごい大声で指を指して走ってくる。
廊下中に響き渡る声はうるさい。
というか、私はまだ閉じ込められたこと本当はすごく根に持ってるからな。クソ教頭め。
「チミザンスね!なんてことしてくれたザンス!!」
「……え?」
「とんでもないことザンス!」
「あの…何がですか。」
イヤミ教頭は勝手に喋って、勝手に騒ぐと「今すぐついてくるザンスよ」と私の腕を引っ張ろうとする。
私は少し抵抗して「離してください!なんのことかさっぱりなんですけど!!」と言い返す。
「……はぁ〜…なんの自覚もないザンスか。これだから青春に生きる奴は嫌いザンス。滅びればいいザンス。」
「青春…?あの、…何が言いたいんですか。」
イヤミ教頭は詳しくも話そうとせず、なんか勝手に失望したような顔をする。
何に対してか分からない。
私が自覚無いだけ?
ほんとに分からない。
イヤミ教頭はこっちをじっと見てから、辺りをキョロキョロするとポッケから何かを取り出す。
「………?」
「チミ、これに見覚えないザンスか。」
「……、」
そこに映っていたのは、私らしき顔とおそ松先生の姿。つい最近出かけた日のことだ。公園で一緒に座って食べているところを激写されている。
先生とクレープ食べて…、
無駄にドキドキしたことを覚えている。
でも、なんで?誰かこんな写真…
あ、いや、あの時シャッターの音がしたような…
「長嶋A、詳しく話を聞かせてもらうザンスよ」
「え、」
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永松(プロフ) - ぐはっしぬ一松イケメンすぎるしトト子ちゃん可愛いしもうやばいこんな作品作ってくれてありがとうございます! (2022年11月16日 21時) (レス) @page50 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)
も - パスワード教えていただきたいです! (2021年10月4日 17時) (レス) id: d81adfc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
松野クロ松 - あー…一松先生のこと好きな人が増えなくてよかったけど…いやいやいや!!言い方ひどくない!?別に人の気持ちを踏みにじるつもりないから!! (2021年9月22日 18時) (レス) @page45 id: 298605cae4 (このIDを非表示/違反報告)
松野クロ松 - ……嫌な予感するぞこれ……まさか後輩も先生のことが好きとか……まさかーそんなことないよねー……ほんとにそんなことあったらショックだわ…私転校するからいとこともみれなくなるんだよなー…まぁ悲しんでる暇なんてないけどね!!ww………続き気になる…www (2021年9月16日 22時) (レス) id: 298605cae4 (このIDを非表示/違反報告)
ずんぐり(プロフ) - 松野クロ松さん» コメントたくさんありがとうございます!いつもたくさんコメント頂けて私も嬉しいです!これからも頑張っていきます!(*^^*) (2021年9月11日 21時) (レス) id: c79d92d7a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2021年3月23日 14時