196.紳士的 ページ1
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「漫画いくらぐらい売れるかな〜楽しみ〜」
「何でおそ松先生が楽しんでるんですか。」
意外や意外な安全運転をするおそ松先生を横目に私はすっかりリラックスした気持ちになる。
これほど乗り心地良かったっけ…。
「売ったその金どーすんの？」
「先生、もっと言い方ありますよね。」
「じゃあスタバァ奢って♡♡」
「話聞いてます？」
勝手におそ松先生は「人の金で飲むスタバァはうめぇよなー」とほんとクズみたいなこと言っている。実質クズに違いなさそう。
というよりこのおそ松先生がスタバァで満足するとは思えないし、何より昔行ったけどいい思い出は無い。
だったらトド松先生に奢る方がいいよね、とか思ってちょっとププと笑いがこみ上げる。
＊
「さ、着いたよー」
「ありがとうございます。」
古本屋に着いて車から降りると、後ろの席に置いておいた漫画の袋をおそ松先生は持ってくれる。「持ちますから」と、慌ててと言うと「こんくらい任せて」と言ってドアに入る。
なんか…変なとこで紳士なんだよなぁ…。
変な気でも起こしそう。
店員さんに「売ります」と言って私は漫画を預けてしばらく時間を潰す。
いつのまにか忽然とおそ松先生もいない。
いなくなるのはやっ。
「って、…おそ松先生。」
「お、ちゃんと売り飛ばした？」
「ちょっと待つんですけど良いですか？」
「ん、いいよお〜ブラブラしよっか。」
そばにいたおそ松先生とクルクル店内を回りながら、おそ松先生は時折小説なんかを取り出して真面目な顔もする。
漫画しか読まない人だと思ってたけど(勝手に)、ちゃんと先生してるじゃん。
「それ面白いですか？」と横に並ぶと「ん、読み応えアリ、ここ読んでみ。」とずいっと指を指して本を見せてくる。
また先生の匂いがする。
「………ってこれ、」
「いやぁ、文字だけってのもムラムラするよねぇ。まぁ、オレは映像派だけど。」
「私あっち見てきますね。」
「ん？えっ、なんで？！」
紳士とか言ってた自分を呪いたい。
私は官能小説を真面目に読むおそ松先生からスススと離れて児童絵本コーナーの方に逃げた。
焦るおそ松先生は、ちょっと面白いけど。
＊
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永松(プロフ) - ぐはっしぬ一松イケメンすぎるしトト子ちゃん可愛いしもうやばいこんな作品作ってくれてありがとうございます！ (2022年11月16日 21時) (
レス) @page50 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)
も - パスワード教えていただきたいです！ (2021年10月4日 17時) (レス) id: d81adfc2e6 (このIDを非表示/違反報告)
松野クロ松 - あー…一松先生のこと好きな人が増えなくてよかったけど…いやいやいや！！言い方ひどくない！？別に人の気持ちを踏みにじるつもりないから！！ (2021年9月22日 18時) (レス) @page45 id: 298605cae4 (このIDを非表示/違反報告)
松野クロ松 - ……嫌な予感するぞこれ……まさか後輩も先生のことが好きとか……まさかーそんなことないよねー……ほんとにそんなことあったらショックだわ…私転校するからいとこともみれなくなるんだよなー…まぁ悲しんでる暇なんてないけどね！！ww………続き気になる…www (2021年9月16日 22時) (レス) id: 298605cae4 (このIDを非表示/違反報告)
ずんぐり(プロフ) - 松野クロ松さん» コメントたくさんありがとうございます！いつもたくさんコメント頂けて私も嬉しいです！これからも頑張っていきます！(*^^*) (2021年9月11日 21時) (レス) id: c79d92d7a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんずんずっくり | 作成日時：2021年3月23日 14時
