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121.ぶっちゃけ ページ24




「はぁ〜遅いな〜、おそ松兄さん。
はい、コーヒーね。」

「ありがとうございます。」


コーヒーを頼んでから数十分。

席に座って待っていると
トド松先生がコーヒーとフラペチーノを
持ってきた。


名前の通り、とんでもないトッピングの
量に目が点になる。

トド松先生は肘をついてストローを
すすりながら私の顔をじっと見た。


「てか、私服可愛いね〜♡普段から可愛いって
思ってたけど、ホントに可愛いよ♡」

「え、あ、...ど、どうも。」


ウインクをされてべた褒めされる。

上手く反応出来なくて
作り笑いで精一杯。


トド松先生は無意識でそういう事
言ってるのだろうか。

一松先生の言ってた通り「あざとい」って
聞いてからそう思うようになってしまった。

人の影響って怖い。


トド松先生は「そんなことより」と
口を開いてニヤけた。


「そんで、まぁぶっちゃけ聞いていい?」

「はい?」

「一松兄さんのどこ好きなの?」

「ブッッッッッ!!!」


いきなり核心をつかれた。

思わずコーヒー噴き出しかける。


トド松先生は「やだなぁ♡」と
言ってぶりっ子ポーズを取る。


「そんなに動揺しちゃう?顔赤いよ?」

「そ、それだけの為に私を誘ったんですか!?」

「え、そうだよ?ボクさ、考えたんだよね。
恋のキューピーちゃんになろうって。」

「は!?え?!ちょちょちょ
ちょっと待ってください!!」

「ん?」


恋のキューピー!?

いや、それを言うならキューピッド!!

頭の中でツッコミをしながら
トド松先生を睨む。

てか、サラッとそんなこと言われると
逆に罪悪感で恥ずかしくなる。


一松先生の弟であるトド松先生が
生徒の1人にすぎない私のためになんて。


「ボク可愛いから、得意だよ?」

「いや、意味不明なんですけど!!」


もはや理由ですら無くなる。

忘れかけてた一松先生のこと
思い出して顔が赤くなった。


意識するとダメだ。


「あれ?あれっておそ松兄さんじゃない?」

「っえ?」


熱い顔を手で仰ぐと
トド松先生が声をあげた。

その声に振り返る。


「あ、トッティみっけ!!やっほー!」


目が合うと嬉しそうな顔をして
手を振ってきた。

おそ松先生だ。




「うわっ、来ちゃったよ。」

「え!?」

「ん?」





トド松先生のぼそっと言った
セリフに私はびっくりしながら
おそ松先生と合流した。




122.間接キス→←120.奢りです



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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松(プロフ) - 今回も良かったです!夢主の心情に大きな変化おそ松カラ松トド松などのキャラクターが面白くて見入ってしまいます! (2022年11月16日 16時) (レス) @page50 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます!うれしいです。亀更新ですが頑張りますね(〃'▽'〃) (2020年8月7日 0時) (レス) id: c79d92d7a8 (このIDを非表示/違反報告)
Rain - このお話…好きです先生と生徒の恋物語で一松様…サイコーです (2020年6月14日 23時) (レス) id: a884ba806a (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - 朱雅さん» ありがとうございます!それは凄いですね!驚きです。笑 更新早めに頑張ります!( ^^ ) (2019年7月12日 21時) (レス) id: 4338a8eba1 (このIDを非表示/違反報告)
朱雅 - すっごい面白くて1日で読んじゃいました笑 一松作品の中で1番好きなので、続き楽しみにしてます。 (2019年7月12日 18時) (レス) id: c96857c750 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2019年1月31日 21時

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